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KDDI:携帯を音楽端末に、一曲録音を検討-容量や著作権課題(2)

移動体通信国内2位KDDIは、複数の音楽を 一曲まるごと携帯電話にダウンロードすることを検討している。携帯電話を音楽 端末としても利用できるようにして利便性を広げ、顧客獲得に結びつける。KD DIの大黒晃・広報部課長が9日語った。

音楽サービスは現在、「着うた」として曲のサビ部分を30秒程度ダウンロー ドし、顧客が電話を掛けてきた相手によって複数の曲を使い分けたりしている。 KDDIは、高速データ通信が可能な第3世代携帯電話(3G)を導入したこと と料金面で定額制を開始したことから、音楽を一曲フルにダウンロードできる環 境が整いつつあるとみている。

基本的には「着うた」の録音時間を延長させる格好になる。この曲のフルダ ウンロードが可能になると、KDDIの携帯電話は、ソニーの「ウォークマン」 や米アップルコンピュータの「iPOD(アイポッド)」のように持ち運びができ る音楽端末にもなる。

今後は複数の曲をまるごと取り込めるように、携帯電話の記憶装置の容量を 拡大させることや、音楽の著作権をどう扱うかといったことを関係当事者と解決 していく。こうしたことからKDDIは、サービス導入について「時期を含めて 具体的なことは決まっていない」(大黒氏)と述べた。

UFJつばさ証券の曽根基春アナリストは、KDDIの携帯音楽端末につい て「パソコンを仲介する面倒な手間がかからないうえ専用プレーヤーが不要なた め、日本型音楽配信の本命と思われる」と評価した。このサービスでメリットが ある会社としてはエイベックス、コロムビアミュージックエンタテインメントと いったレコード会社、アミューズやエムティーアイ(MTI)をあげた。

米アップル・コンピュータは、「iPOD(アイポッド)」の小型版、「iPO Dミニ」説明会を13日に新宿で開催する。9日付の日経新聞朝刊は、このKDD Iの携帯音楽端末について先に報じ、日経によるとサービス開始は来春としてい る。

KDDIの株価は、前日比1万円(1.7%)安の59万円(午前10時17分)。

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