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スイスのノバルティスCEO:買収で後発医薬品分野への進出目指す

スイス最大の製薬会社であるノバルティスの ダニエル・バセラ最高経営責任者(CEO)は4日、シンガポールで記者団に 対し、他社買収により後発医薬品分野に進出する方針を示した。同社は先に、 仏製薬大手アベンティスの買収に失敗している。

バセラCEOは「後発医薬品メーカーに的を絞っている」と述べた。同C EOは、想定される買収先として10社を検討していることを明らかにしたが、 具体的な企業名は挙げなかった。

ノバルティスは4月に、アベンティス買収合戦から撤退した。仏政府が海 外企業による買収に難色を示したことから、実際の買収提案は行わなかった。 バセラCEOは「約80億ドル(約8700億円)の現金があり、資金は問題では ない。買収先の質が重要だ」と述べた。

同社は後発医薬品分野への参入を目指し、6月にカナダの未公開企業サベ ックス・ホールディングスを現金5億6500ドル(約610億円)で買収すること で合意している。バセラCEOは、追加の買収先を探す一方で、市場シェア拡 大の大半は「社内での新薬開発がけん引役になる」との考えを示した。

同社は2005年までは大型の新薬投入の予定がなく、2004年は降圧剤「ディ オバン」やガン治療薬「グリーベック」などの既存製品に依存する見通し。2004 年の医薬品売上高では業界平均の約8%を上回る伸びを見込む。純利益と営業 利益はともに、2003年比で増益を予想している。

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