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【個別銘柄】銀行株、トヨタ、武田薬、JR東、吉野屋、JSR

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

大手銀行株:全面安。前日までの上昇から、利益確定売りが出た。米格付 け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が長期金利上昇に対する警 戒感を示すリポートを発表したほか、ゴールドマン・サックス証券が1日、銀 行セクターに対する見方を「アトラクティブ(良好)」から「ニュートラル (中立)」に引き下げたことも材料視された。

終値は、みずほフィナンシャルグループ(FG)(8411)が3%安の48 万円、三菱東京FG(8306)は2.9%安の98万1000円、三井住友FG (8316)が3.9%安の71万9000円。一時、7%超の下げ幅を付けたUFJホ ールディングス(HD)(8307)は5.4%安の45万6000円、りそなHD (8308)が3.1%安の188円。

トヨタ自動車(7203):1.6%高の4490円。一時は1.8%高の4500円まで 上昇し、2001年3月末以来、3年3カ月ぶりの高値水準に回復した。この日午 前8時50分に公表された日銀短観が市場の予想を上回る好内容となったため、 日本経済の回復に自信を深めた国内外の投資家から、日本株を代表するトヨタ 株に買い注文を入れた。

武田薬品工業(4502):0.8%高の4830円と高値圏で堅調に推移。一時 4850円まで上昇し、6月25日の取引時間中の高値4880円に迫った。好業績銘 柄にもかかわらず長らく割安に放置されていたため、国内外の機関投資家を中 心に見直し買いが入った。クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券では 同社株の目標株価を4700円から5500円に引き上げたほか、投資タイミングと しても良さそうだ、とコメントした。

機械株:5月の建設機械出荷額が17.3%増の1114億4200万円と20カ月 連続のプラス成長を維持したことに加え、企業の業績や景況感が予想以上に改 善していることも確認でき、株価上昇期待が広がった。SMC(6273)は

1.7%高の1万2000円、THK(6481)が0.2%高の2070円。

JR東日本(9020):3日連続で年初来高値を更新。4-5月累計の鉄道 事業収入が前年同期比1.9%増と計画を上回って推移していることで、足元の 回復基調が評価されている。2005年3月期の連結経常利益は2期連続で過去最 高益の見通しだが、出だしが予想以上に順調となったことで、業績の上振れ期 待感が先行し、買われた。

松下電器産業(6752):変わらずの1549円。朝方日銀から発表された6 月の企業短期経済観測調査(短観)がバブル崩壊後最高の水準となり、ハイテ ク銘柄は全面高となるなか、前日に発表した次世代DVD(デジタル多用途デ ィスク)レコーダーの発売はあまり材料視されなかった。

吉野家(9861):3.6%高の17万1000円。吉野家ディー・アンド・シー (D&C)株が午後、一時上昇に転じた。7日ぶりの反発。読売新聞などによ ると、米国で開催中の日米両政府と専門家と実務者によるBSE(牛海綿状脳 症=狂牛病)協議で、日米両政府が米国の牛肉解禁に向けてそれぞれ歩み寄っ た形となったいう。一連の報道を好感、牛肉代表的な関連銘柄である吉野家株 が買われたようだ。

中北製作所(6496):7.4%高の678円。タンカー用バタフライ弁などの 自動調節弁を製造する中北製作所(大証2部上場)の株価が大幅続伸し、一時 は93年7月以来となる700円まで上昇。大量保有報告書で米投資ファンドの スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドの株式保有 比率の引き上げが好感されたようだ。

ツルハ(7573):北海道や東北地方を地盤とするドラッグストア大手のツ ルハが年初来高値を更新。2000年9月以来、約4年ぶりに3000円台を回復し た。前日発表した2004年5月期連結純利益が前期比36.6%増の36億円と2ケ タ増益だったことや、10円増配などが素直に好感され、今期の収益成長にも期 待が集まった。

リーバイス・ストラウスジャパン(9836):15.4%高の1500円とストッ プ高(値幅制限いっぱいの上昇)。女性向けジーンズの販売好調などが寄与し、 04年5月中間期の単独純利益が前年同期比50%増で、計画を39%と大幅に上 回る見通し。04年11月期通期の業績予想にも上方修正への期待が高まった。

電通テック(4682):7.8%高の4010円と大幅続伸。一時は12%高まで上 昇した。同社と電通、シャープ、デンソーウェーブの4社は前日、共同で開発 した新しい二次元コードである「モバイルコード」の普及を目指し、新会社を 7日付で設立すると発表。メディア環境の変化、利用者・事業者のニーズの多 様化が加速するなか、新会社設立は、総合的なコミュニケーション力を強化す るための第一歩として評価された。

朝日インテック(7747):ジャスダック市場に新規上場。初値は公募価格 比3.1倍の5000円。新規上場(IPO)市場の好況に加え、同業他社比較で 割安だとみられたもようだ。同社は極細のステンレスワイヤーを医療用具や産 業用に製造販売している。

アマナ(2402):デュオシステムズ(3742)アマナとデュオシステムズが 1日、東証マザーズにそれぞれ新規上場した。新規上場株人気を背景に朝方か ら買い注文が殺到した。取引時間中は気配値を切り上げる展開となり、それぞ れ公募価格の2倍超の水準まで上昇したものの、結局取引は成立せず、初値は 2日以降に持ち越された。

アマナの株価は、この日4万6000円で23万9800株の買い気配、デュオ システムズの株価はこの日、71万円で8806株の買い気配のまま終了。

ケンウッド(6765):2.5%高の290円。一時6.0%上昇し2カ月ぶり高値 をつけた。一昨日の株主総会で減資による累損一掃と公募増資を行う財務強化 策が承認されたことが好感された。株主資本は210億円から約250億円に増強 される。

JSR(4185):4.9%高の2150円。一時6.3%上昇し1カ月ぶり高値を つけた。液晶材料の需要拡大で過去1年間に株価が50%上昇しているが、5月 下旬以降は液晶市況の悪化懸念で売られ、反動から買われたもよう。

有線ブロードネットワークス(4842):13%高の2万5960円ストップ高 (値幅制限いっぱいの上昇)、買い気配のまま取引を終了した。前日の取引終 了後に1株を10株にする株式分割を発表したことで、流動性向上といった点 から投資家の買い注文が相次いだ。

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