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有線ブロードがストップ高買い気配:10株への分割で-前日急落も過度

有線ブロードネットワークスの株価が急激に上 昇に転じている。取引開始から買い気配値を切り上げてストップ高(値幅制限いっ ぱいの上昇)に当たる前日比で13%高での買い気配になっている。前日の取引終 了後に1株を10株にする株式分割を発表したことで、流動性向上といった点から 投資家の買い注文が相次いでいる。

株価は取引が成立しないまま気配値を切り上げ、午前9時46分現在でストッ プ高に当たる前日比3000円(13%)高の2万5960円での買い気配になっている。 差し引きで買い注文が30万株超あり、取引が成立する気配はない。

有線ブロードは30日、7月末の株主に対して9月21日付で1株を10株に分 割すると発表した。株式の流動性向上や投資家層の拡大が狙いとしている。これを 受けて有線ブロード株には取引開始から買い注文が殺到している。

また、30日の取引時間中には公正取引委員会が独占禁止法の規定に基づき 「緊急停止命令」を申し立てることを東京高裁に行ったと発表した。有線音楽放送 番組の販売に際して不当に安い価格や条件を顧客に提示、ライバル企業のシェアを 奪って買収を目論んだとしている。

前日の株価はこれを受けて一時12%安まで下落、終値も5.9%(1450円)安 の2万2960円だった。クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)証 券の早川仁アナリストは「かつて違法状態で事業を進めていたことが投資家の脳裏 に残り、今回のような行政リスクに株価が過敏に反応した」と分析した。同時にこ れで顧客解約が進むとは考えられず、収益への影響は軽微。株価下落は行き過ぎの 面があると指摘した。

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