メリルリンチが大幅増益、外資証券の利益合計は株価上昇で過去最高に

メリルリンチ日本証券など日本で事業展開する外資 系証券各社の2003年度決算が1日、出そろった。株式相場の上昇を背景にメリルが利 益を拡大したほか、ゴールドマン・サックス証券やモルガン・スタンレー証券も100億 円以上の利益を確保。外資系証券の純利益の合計は、日本に進出して以来の過去最高と なった。

メリルリンチの純利益は141億円となり、前期比で14倍に伸びた。委託手数料が 同19%増の128億円となったほか、引き受け手数料も同40%増の51億円となったこ とが、同証券が金融庁などに提出した決算報告書で明らかになった。

外資系証券各社は、日経平均株価が年度中に47%上昇した株式市場活況の恩恵を 受け、株式の委託業務や引き受け業務などで、野村ホールディングスなど国内証券会社 と同様に収益を伸ばした。東京証券取引所によると、外資系証券会社21社の合計では、 03年度の純利益が639億円となり、前年度の80億円の損失から大幅に改善した。

ゴールドマン・サックス証券東京支店のトーマス・モンタグ社長は「日本の景気回 復のモメンタムが今回の結果に反映されている。それは長期的な顧客へのサービスによ って唯一可能になることだろう」とコメントしている。同社の委託手数料は前期比14% 増の194億円となり、純利益は126億円だった。

そのほか、モルガン・スタンレーが110億円の純利益となった。2月に新生銀行 の新規株式公開(IPO)で幹事を務めるなど7つの案件に携わり、引き受け手数料を 同67%も伸ばした。また、ドイツ証券の純利益は前期の赤字73億円から12億円の黒 字へと大幅に改善した。

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