【個別銘柄】トヨタ、東芝、イオン、オラクル、三菱自、Eアクセス

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):0.5%高の4420円と3日続伸。一時は4440円ま で上昇、1週間ぶりに年初来高値を更新した。海外投資家を中心に同社の好業 績を評価する買いが継続したようだ。米調査会社JDパワーが29日発表した 2004年の自動車メーカー信頼度調査では、トヨタが首位。欧州でも今年上期で 前年同期比15%増となるなど好材料には事欠かない。

東芝(6502):2.7%安の439円と下落。総額1500億円を上限にユーロ円 建て転換社債型新株予約権付社債を発行することが明らかになり、希薄化や短 期的な株式需給の悪化が懸念された。出来高は515万株と、東証1部トップ。

イオン(8267):4.2%安の4380円と反落。2004年3-5月期の単体業績 が低迷したことが嫌気された。3カ月間の既存店売上高は前年同期比3.7%減、 消費税の総額表示などもあって粗利益率は0.6ポイント悪化した。このまま業 績が推移すると、中間期・通期の連結業績が下ぶれするとみた向きが買いを手 控え、株価が下落した。

ユニー(8270):1.6%安の1397円。6月の既存店売上高が前年同月比

5.1%減だったことが明らかになり、業績停滞懸念がもたれた。この日はイト ーヨーカ堂なども下落、小売株全般に対する慎重な見方が広がった。

三菱自動車工業(7211):2.2%安の178円と4営業日ぶりに下落。注目 の株主総会が29日に終わり、材料出尽くし感が強まった。この日は計1万 2501台のリコール(無償回収・修理)を国土交通省に届け出たと発表。リコー ル対象は、「パジェロ」「シグマ」など。

商船三井(9104):2.1%高の574円と年初来高値を更新。川崎汽船 (9107)も2.2%高の551円と上昇した。海運大手3社の2004年3月期決算は、 純利益が過去最高益で、2005年3月期も最高益を更新する見込みにもかかわら ず、株価に割安感のある商船三井と川崎汽に人気が集まった。

ミレアホールディングス(8766):1.3%高の162万円としっかり。発行 済み株式の3.8%にあたる7万株の自己株式の消却を決めたと29日発表したこ とを好感した。発行済み株式の減少によって1株当たりの価値が高まり、株主 資本利益率(ROE)が改善するとの期待も出ていた。

三菱化工機(6331):9.8%高の191円と急伸。一時、12.1%高の195円 まで急騰した。石油・化学関連のプラント装置や汚泥処理施設などを製造する 同社が、燃料電池車の燃料となる水素製造装置を企画開発中であることに注目 が集まった。未来のクリーンエネルギーとして、脚光を浴びている燃料電池の 市場が将来拡大するとの期待感から買われた。

オラクル(4716):7.3%高の6050円と大幅高。自動車や精密電子部品な どのメーカーが情報化投資を積極化させていることを受けて、同社の収益が回 復するとみられた。会社側では05年3月期の連結営業利益を前期比8.2%増の 300億円と予想、年間配当を15円増の140円に設定した。

ユニ・チャーム(8113):1.6%安の5440円と下落。主要株主のUFJ銀 行や高原興産などが、発行済み株式数の3.18%にあたる計211万6600株を7 月に売り出すと発表したことで、需給悪化懸念から下落した。

イー・アクセス(9427):7.8%高の69万5000円と大幅続伸。一時72万 3000円まで上昇し、連日で年初来高値を更新した。ブロードバンド需要の拡大 に伴いADSL(非対称デジタル加入者線)も拡大するとの期待が高まった。 UBS証券が新規「買い」推奨。

カシオ計算機(6952):1.9%高の1652円。一時1663円まで上昇し、年 初来高値を更新した。320万画素対応のカメラ付携帯電話(au向け)をはじ め、新製品の販売が好調に推移していることが評価を集めている。利益率の改 善期待もあるため引き続き株価がじりじりと上昇するとの期待が高まった。

牛肉関連銘柄:米国で3頭目となるBSE(狂牛病)陽性牛が発見され、 米国産牛肉の禁輸措置が長引くとの懸念が広がった。レインズインターナショ ナル(2688)は1.4%高の59万円、吉野家ディー・アンド・シー(9861)は

1.2%安の16万5000円、松屋フーズ(9887)が変わらずの2410円。

フォスター電機(6794):0.2%高の1006円。一時5.4%高の1058円まで 上昇し、連日で年初来高値を更新した。デジタル家電の普及に伴って、高品位 スペーカーの需要も高まるとの見方が広がった。成長性に対して株価は割安だ とみた向きから、継続的に買い注文が入ったもよう。

ライブドア(4753):12%高の920円とストップ高(値幅制限いっぱいの 上昇)となった。プロ野球球団「大阪近鉄バファローズ」の買収に名乗りを挙 げたことで注目が集まり、3日連続のストップ高となった。近畿日本鉄道 (9041)は球団売却を否定した後、いったん下げたものの、0.2%高の415円 で引けた。

近鉄エクスプレス(9375):1.8%安の2410円と続落。売り気配で始まり、 取引成立後は前日比で5%近くまで下げる場面がみられた。29日、200万株の 公募増資を実施すると発表し、需給悪化が懸念された。また、球団売却問題で 揺れている親会社の近畿日本鉄道が、保有する近鉄エクス株式300万株を売り 出すことも、嫌気されたようだ。

フジプレアム(4237):8.6%安の8320円。29日にジャスダック市場に上 場した液晶ディスプレイ(LCD)用偏光板フィルムなどの製造・販売を行うフ ジプレアムの株価は、軟調な展開となった。初値は9100円で、公募価格の3 倍超となる水準まで上昇したため、上場後の初めてとなるきょうの取引は市場 関係者の注目を集めていた。

篠崎屋(2926):9.7%高の84万円と反発し上場来高値。前日は豆腐増産 のため新工場建設と第三者割り当てを発表し嫌気されたが、積極的な増産計画 が評価された。1日30万丁と現在の4倍以上の生産能力を持つ新工場を栃木 県小山市に建設する。

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