CSFB:7-12月期の中国鉄鉱石調達は従来予想以下の公算も

スイスの金融大手クレディ・スイス・ グループの証券部門クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB) は顧客向けリポートで、今年7-12月期の中国の鉄鉱石調達量はこれまで の予想を下回る可能性があるとの見方を示した。中国は世界の約3分の1の 鉄鉱石を消費する。

CSFBは、インドの鉄鉱石輸出業者が販売減少で最も影響を受ける可 能性があると述べ、オーストラリアとブラジルの輸出も減少するかもしれな いとしている。

CSFBのアナリスト、ダミエン・ハケット氏とゲーリー・ランパード 氏は同リポートで、今年の中国の鉄鉱石調達量は現在の予想を下回るだろう とし、「2004年の早い時期に買い過ぎがあった」と指摘している。

CSFBは、5-12月期の中国の鉄鉱石購入量は、1-4月期と比べ ると最大で1カ月当たり300万トン少なくなる可能性があるとしている。リ ポートは先週上海で開かれた製鉄業界の会議を受け公表されたが、CSFB は同会議の出席者のほとんどが中国の鉄鉱石購入が長期的には増えるとみて いると記している。

アナリストの両氏はまた、中国の一部業界に対する融資規制について、 「中国の固定資産投資減速のリスクに最も大きくさらされているのが製鉄業 界だ。中国政府が経済のソフトランディング(軟着陸)に失敗したなら、中 国の鉄鋼消費の減少もありえるということを業界が認識していないことに対 しわれわれは懸念を強めている」と述べている。

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