クレディ・スイス:マック共同CEO退社-「現時点では」合併戦略を否定

スイス2位の銀行クレディ・スイス・グル ープは24日、ジョン・マック共同最高経営責任者(CEO、59)が退社すると 発表した。3つの事業グループに再編する計画も示した。さらに、「現時点では」 再編プランのなかに合併は含まれていないと述べた。

ナショナル・シティで運用に携わるデービッド・クーリー氏ら投資家は、 同社が遠くない将来に合併相手を探すだろうと予想し、「この業界では大手が利 益の大半を占有する」と説明した。同氏は「クレディ・スイスが買収または合 併先を見つける可能性は若干高まった」との見方を示した。

クレディ・スイスの発表によると、マック氏は「同氏の契約を更新しない ことを決めた取締役会の決定を受け入れた」。もう1人の共同CEOのオズワル ド・グルーベル氏(60)が7月13日付で単独CEOに就任することになった。

米紙ウォールストリート・ジャーナルやニューヨーク・タイムズのオンラ イン版は関係者の話を基に、マック氏の退社は戦略をめぐる取締役会との意見 の対立によるものだと報じた。ニューヨーク・タイムズによると、マック氏は 合併を検討するよう求め、取締役会は「不意に」同氏の契約非更新を決めたと いう。

発表資料によると、同社は投資銀行、保険、個人・法人向け銀行業務の3 部門に事業を再編する。また、「保険事業の価値を最大限に高めるためのあらゆ る選択肢を検討する」という。クレディ・スイスの広報担当者クラウディア・ クラーツ氏は「まだ何の決定もしていない」と述べた。

クレジットサイツのアナリスト、サイモン・アダムソン氏は「合併観測が あらためて高まるに違いない」として、注意すべきは「現時点では」という一 節だと指摘した。

投資家は、マック氏の退社でクレディ・スイスが合併相手を見つけるのは 容易になったとみる。クーリー氏は「共同CEOによる二頭体制では、当事者 全員の合意を形成することは難しい」と述べた。

--共同取材: George Stein Editor:Hertzberg

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