ソフトバンク:年内で30社の子会社上場を計画-Eトレード証など(2)

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信事業国 内2位、ソフトバンクの孫正義社長は24日、子会社をはじめとするグループ企業30 社の株式を今年中に公開させることを明らかにした。主力事業の1つであるファイナ ンス事業を強化する一環で、新規上場企業にはインターネット証券大手のイー・トレ ード証券も含まれる。

この日の株主総会後の経営説明会で孫社長は「12月までに30社の株式公開をし ていく」と述べた。さらに来年以降についてもこうした子会社公開のペースが「少な くとも5-6年は続いていく」と強調、グループ会社の株式新規公開を積極化する方 針を示した。

この1社として公開企業の目玉であるイー・トレード証も「年内に株式を上場す る」(北尾吉孝・ソフトバンク取締役)。北尾取締役はソフトバンク子会社ソフトバン ク・インベストメントの代表取締役CEO。イー・トレード証は現在ソフインベが 75%、同社が運営するファンドが25%を出資している。

ソフトバンクグループでADSL事業「ヤフーBB」を運営するソフトバンクB Bについては「上場させるかどうかは決めていない」(孫社長)としている。

「ヤフーBB」を手掛けるとともに投資会社の側面を持つソフトバンクは、出資 企業が上場するなどで保有株式の含み益が現在1兆8800億円程度ある。この含み益 のほか孫社長は「すでに売却などで6000億円の現金を手にしている」と述べ、投資 事業が軌道に乗っていることを示した。昨年売却したあおぞら銀行の株式では500 億円の投資に対して売却額が1000億円となり、概算で500億円差額を得た。

日本テレコムを買収する契約を結び固定電話網と法人顧客を手に入れるソフト バンクは、移動通信(携帯電話)事業に参入する。すでに携帯電話についての実証実 験を着々と進めている。孫社長は「第3世代携帯電話(3G)の事業については、ど んなにかかっても必ずやる」と強調した。同時に「免許事業なので、周波数をもらわ ないとできない」とも語り、免許の許認可権を持つ総務省の早い対応を期待した。

株価終値はソフトバンクが前日比280円(6.4%)高の4660円、ソフインベは同 8000円(7.0%)高の12万2000円、ヤフーは6万4000円(6.9%)高の99万4000 円。

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