米AOLのソフト技術者逮捕、9200万人分の顧客リスト売却の疑い

米タイム・ワーナーのインターネット子会 社アメリカ・オンライン(AOL)のソフトウエア技術者が、同社から盗んだ 9200万人分の顧客リストを売却した容疑で逮捕された。デービッド・ケリー米 連邦検事代行が23日明らかにした。

逮捕されたのは、ウェストバージニア州にある同社データ管理倉庫に勤務 していたジェーソン・スメーザーズ容疑者(24)。同容疑者は2003年5月、現 在と過去の加入者9200万人分の「スクリーンネーム」(実際の名前とは別にオ ンライン上で共通に使える名前)が掲載されたリストを盗み、売却した。この リストを購入し、スパムメール業者に5万2000ドル(約560万円)で転売した ショーン・ダナウェイ容疑者(21)も逮捕された。

AOLの広報担当ニコラス・グラハム氏は、同社は「今回の捜査と逮捕を 受けて社内規定の徹底的な見直しと強化を進めている」と述べた。AOLの現 在の登録加入者数は約3000万人。ケリー検事代行によると、盗まれたリストに はスクリーンネームのほか、電話番号とZIPコード(郵便番号)が掲載され ていた。クレジットカード番号の掲載はなった。

架空の返信用住所を使って承認のない電子メールを一方的に送りつける行 為を禁じた反スパム法が適用されるのは今回が初めて。両容疑者には最長5年 の禁固刑が科せられる可能性がある。

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