CSFB:ことしのジャンク債発行手数料は前年比減少も-競争激化で

投資不適格級(ジャンク)債の発行引き 受けで世界トップのクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)の ことしのジャンク債発行手数料は、前年を下回る可能性がある。同事業の競争 激化を受け、手数料が少なくとも6年ぶりの水準に落ち込んでいるためだ。

スイス銀最大手クレディ・スイスの証券部門、CSFBの扱う起債総額が、 ことし過去最高に達すると見込まれるなかでも、手数料総額は前年比でマイナ スになる可能性が高い。ブルームバーグがまとめたデータによると、CSFB は昨年12月以来、125億ドル(約1兆6400億円)のジャンク債発行引き受け で、約1億9600万ドルの手数料を取得した。現在の手数料収入ベースが続け ば、ことしの手数料総額は前年を4分の1下回ることになる。

クレジットサイツ(ニューヨーク)の高利回り債券アナリスト、ロジャ ー・キング氏は「利益率は全体的に落ちている。そのため、全ての企業は、数 で埋め合わせようとしている」と指摘した。

ダグ・オストロバー氏(42)とトリップ・スミス氏(38)が率いるCSF Bの高利回り債券部門は、競争激化を受け、手数料引き下げに追い込まれた。 米銀行バンク・オブ・アメリカや、米大手金融機関シティグループは、7000億 ドル規模とされるジャンク債発行市場で、現在シェアを拡大している。

債券発行額に対する引き受け手数料の割合は2003年に平均で1.93%と、 2002年の同2.13%を下回った。ことしの年初来の平均値は1.4%となっている。 また、ジャンク債発行引き受け市場でのCSFBのシェアはことし14.9%と、 前年の15.4%から低下。一方で、シティグループの同市場シェアは13.4%と、 前年の11.7%から拡大している。

--共同取材: ニューヨークWalden Siew, George Stein, Elizabeth Stanton, Terry Flanagan, John Dooley

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