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中村ドコモ社長:トラヒック以外にも新事業模索-収益回復が使命(2)

携帯電話世界2位のNTTドコモの中村 維夫社長は21日、就任初の会見で今後の抱負などを述べた。携帯電話の総数 が頭打ちになっていることから、事業展開として「トラヒック(通話やデータ の情報量)以外にも新しいビジネスモデルを模索する」と述べた。具体的には 非接触IC(集積回路)カード技術「Felica(フェリカ)」を活用した「iモ ードFelica」(いわゆるお財布ケータイ)などを有望視した。

中村社長は「携帯電話市場は飽和状態にあり、トラヒックも重要だが生活 ビジネスに役立つ携帯電話にしたい」との考えを示した。市場が伸び悩み、携 帯電話の契約数の伸びも鈍化するなか、通話量やインターネット接続や電子メ ールといったデータ通信量以外にも収益源を見出す方針だ。

具体的には「iモードFelica」の使用料やEコマース(電子商取引)の際 の手数料収入を考えている。中村社長は就任に際して「いかに早く収益を回復 させられるかが使命」とも述べ、「iモードFelica」をはじめとする新事業の 立ち上げによる収入拡大といった経営を進める意向を示した。

また、KDDIがこの日、売却を発表したPHS(簡易型携帯電話)事業 については、「データ通信向けを中心に進めていく」と語り、音声分野は現状 維持にしてデータ分野で収益を確保する考えを述べた。

米国で急拡大している「Push-to-Talk」(会話ボタンを押すとすぐに通話 ができる携帯電話を使ったトランシーバー技術)については、「法人ユーザー を中心に伸びており、非常に大きな関心がある。方向としてはやりたい」と意 欲を示した。

ドコモ株の終値は前日比1000円(0.5%)高の19万7000円。

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