EU:遺伝子組み換え作物の移植回避へ-ウォルストローム環境委員

欧州連合(EU)のマーゴット・ウォルストロ ーム環境委員は16日、ブリュッセルでのインタビューで、EUが現在、遺伝子 組み換え食品の規制緩和に努めているものの、同分野の種を移植することに関し ては、早期認可の対象にはならないことを明らかにした。

ウォルストローム環境委員によると、EUが承認する対象は遺伝子組み替え 食品の輸入拡大に限るとしている。その理由として、遺伝子組み替え作物の移植 を認可すれば、従来の作物を汚染するとともに、消費者や農業関係者から健康を 脅かす恐れがあるとして抗議の声が上がる可能性を挙げた。米モンサントなどの 一部企業は同分野の種を栽培している。

同委員は「われわれが関わっているのは信頼構築が必要な分野なので、全く 何ら問題を引き起こすことがないと明確に証明できるものからスタートするの が望ましい」と述べた。

EUの行政執行機関である欧州委員会は先月、スイスの農業化学品メーカー、 シンジェンタの遺伝子組み換えスイートコーンの輸入を認可し、同種の認可手続 きの迅速化も公約した。遺伝子組み換え食品の輸入認可は1998年以来で初めて だった。

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