【個別銘柄】銀行株、三菱化、スズキ、コジマ、ラサ工、タスコ、

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

銀行株:総じて反発。グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長 が15日の議会証言で急激な利上げに慎重姿勢を示したことや、5月の米消費者 物価指数(CPI)が市場予想と同水準だったことから、急激な利上げ懸念が後 退し、安心感が広がった。また、日本銀行が15日の金融政策決定会合で金融緩 和策の継続を決定したことも好感された。

みずほフィナンシャルグループ(FG)が0.9%高の46万4000円、三井住 友FGが0.5%高の76万2000円、三菱東京FGが2.7%高の95万円、UFJホ ールディングス(HD)が0.7%高の55万9000円、りそなHDが1.1%高の 192円。

三菱化学(4010):一時6.4%高の281円まで上昇。終値は同5.3%高の 278円だった。合成樹脂製品の値上げで最もメリットを受けるとの評価が高まっ たほか、合理化効果もあいまって最高益更新は確実だとみられた。クレディ・ス イス・ファースト・ボストン証券では目標株価を360円と設定。14日から新た にカバーを開始した。

花王(4452):2.6%高の2585円と6営業日ぶりに反発。2003年1月から シカゴ、アトランタの2都市でテスト販売を進めてきた“体脂肪がつきにくい” といわれる食用油「エコナクッキングオイル(米国名:エノバオイル)」を、来 年1月から全米で本格的に販売すると発表したことから、事業成長性の期待が高 まった。

スズキ(7269):2.9%高の1934円。一時、4.3%高の1960円まで上昇し、 年初来高値を更新した。二輪車部門がアジアで好調との見方が支援材料となった。 同社はアジアで二輪車、四輪車の販売増加を見込んでおり、今期の純利益は前期 比37%増の600億円と連続で最高益更新を計画している。

コジマ(7513):2.2%高の1462円。一時、5.5%高の1509円まで上昇し、 年初来高値を更新した。アテネオリンピック(五輪)を控えてデジタル家電に特 需が期待できるとの思惑が高まった。UFJつばさ証券は15日付で投資判断を 新規に「強いアウトパフォーム」とし、目標株価を1800円に設定した。

ツムラ(4540):5.0%高の1480円。家庭用事業の収益改善で生まれた利益 を成長分野の漢方薬に投下し、漢薬のグローバル企業に脱皮するという新たな成 長のフェーズに入った、としてUBS証券が投資判断を「買い」に引き上げたこと が材料視された。

ラサ工業(4022):11%高の284円。半導体市況の好調を受けて、300ミリ ウエハーの再生需要が拡大、同社の業績も拡大するとの期待が高まった。絶対株 価が安かったこともあり、普段の8倍超に相当する259万株の売買注文を集めた。

ユニー(8270):3.7%高の1444円。一時6.0%高の1476円まで上昇し、 年初来高値を更新した。5月の既存店売上高は前年同月比3.8%減と低迷を続け ているが、株価収益率(PER)20倍前後だっため、イトーヨーカ堂やイオン に比べて割安だとみられたようだ。コンビニ子会社のシーアンドエス(7437)も 一時5.1%高の2705円と高値更新。

森永乳業(2264):2.3%高の439円。一時、3.7%高の445円まで上昇し、 1997年7月以来となる約7年ぶりの高値を更新した。5月の販売実績は低調だ ったが、収益性を重視する事業戦略を評価して、業績拡大が高まっていた。

三菱マテリアル(5711):4.6%高の248円。300ミリウエハーの需給ひっ 迫を背景に、これまで足を引っ張ってきたシリコンウエハー合弁会社の業績が順 調に推移していることから、収益拡大期待が高まった。

古河電工(5801):1.7%高の410円。事業立て直しを進める米・光ケーブ ル製造子会社を完全子会社化すると発表したことで、事業改善への期待が高まっ た。

パーク24(4666):1.9%高の3800円。この日の正午に2004年10月期中 間連結決算を発表したことを受け、好業績があらためて評価され、午後に一段高 となった。また、5月の月次売上高が、前年同月比15%増となったことも材料 視された。

タスコシステムズ(2709):19%高の12万4000円でストップ高。16日発 売の東洋経済新報社「会社四季報」で、2005年12月期の連結経常利益が今期推 定比2倍の10億円になると紹介されたことが好感された。この日の売買約定は 2456株。438株の買い注文を残した。ジャスダック市場における上昇率ランキン グでトップ。

丸善(8236):7.2%高の298円。丸の内新本店の9月開店に伴い売上高増 加が見込めることから、今後も収益拡大基調が続くとの期待が膨らんだ。また 「四季報銘柄」の一角として、個人投資家などの買い注文が殺到した。

データベース(4845):17.1%高となる13万7000円でストップ高買い気配 のまま終了。来期の連結営業利益が約4倍の2億円になるという日本経済新聞の 報道を好感した。M&A(企業の合併・買収)戦略の進展に伴い、業容も拡大す るとの期待が高まった。

ケンコーコム(3325):東証マザーズに新規上場した。公募価格33万円に 対して、2倍超の67万円でも売買が成立しなかった。1868株の売り注文に対し て7025株の買い注文が入り、差し引き5157株の買い気配で終了した。同社は健 康関連商品などをインターネットで販売している。

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