コンビニ8社5月売上高:既存店で5社がマイナス-悪天候で客数減退

ブルームバーグ・ニュースが11日までにま とめたコンビニエンスストア8社の2004年5月売上高(速報ベース)によると、 5社の既存店売上高が前年実績を下回った。大型連休(ゴールデン・ウィーク) 終盤に雨天が多くなり、行楽需要が減退、月後半にかけては西日本を中心に梅雨 に入り、来店客数が減少した。

既存店ベースの来店客数は8社すべてがマイナス。一番下げ幅の小さかった スリーエフでも1.0%のマイナスとなったほか、平均で2.3%の下げとなり、悪 天候の影響を受けた。

ただ、「雨天や曇りの日が多かったことで、買い上げ点数は多くなった」 (セブン-イレブン・ジャパン広報室の金子哲宏氏)との指摘もあり、セブンイ レブン、ローソン、ファミリーマートなど大手を中心に客単価が1%以上伸びた。

金子氏によると、気温が30度を超えるような真夏日には、ソフト飲料やア イスクリームなどを単品で購入する顧客が多い。しかし、今回の5月のように肌 寒い日があると、おにぎり商品や弁当商品に加えて、何かもう1品買おうという 向きも出てくるのだという。

加えて、トム・クルーズ主演の大ヒット映画「ラストサムライ」(エドワー ド・ズウィック監督)のDVD(デジタル多用途ディスク)の販売が好調。店頭 小売価格2500円という高単価だったことも客単価を押し上げる要因となった。

このほか食の安全をうたった製品にも注目が高まっているようだ。スリーエ フ広報室長の金子昌司氏は、「最近は、60代以上の顧客が増えつつあり、健康 で自然な味を好むお客様が増えてきた」と指摘。同社の「安全素材シリーズ」が 好調に推移していると述べている。

初の四半期決算

5月の営業が終了したことを受けて、各社は2004年3-5月期(第1四半 期)の業績を精査している段階。コンビニエンスストア業界にとっては今回が初 の四半期決算となる。日程が既に固まっているのは、ローソンの7月6日と、C &Sの7月8日など。

○コンビニの5月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース
チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン       0.3         ▲ 1.3           6.0
ローソン                     ▲ 0.9         ▲ 2.2           3.0
ファミリーマート                0.0         ▲ 2.3           4.5
サークルケイ・ジャパン          0.5         ▲ 1.9           2.3
サンクスアンドアソシエイツ   ▲ 3.5         ▲ 3.2        ▲ 1.4
ミニストップ                 ▲ 0.9         ▲ 1.9           2.0
スリーエフ          ▲ 0.3         ▲ 1.0        ▲ 1.6
ポプラ                       ▲ 4.3         ▲ 4.5        ▲ 2.8

参考:5月の主要都市各地天気状況 (カッコ内は2003年5月との比較)
           東京         名古屋          広島           福岡
上旬    17.0(-1.7)  18.2(-0.3)   19.2(+0.8)    19.6(+1.2)
中旬    21.0(+3.1)  19.6(+1.2)   19.2(-0.2)    19.4(+0.1)
下旬    20.6(+0.9)  22.0(-1.8)   21.3(-0.0)    22.3(+0.2)
通月    19.6(+0.8)  20.0(+0.9)   20.0(+0.3)    20.5(+0.5)
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