独ポストバンクなどのIPO:個人投資家らは参加意欲低い可能性も

独仏伊3カ国で今月予定されている計65 億ユーロ(約8600億円)規模の新規株式公開(IPO)について、個人投資 家らの参加はあまり期待できないかもしれない。投資家らは、これまでに実施 された国営企業によるIPOで損失を被っているからだ。

今月IPOを計画しているのは、フランス国営の航空機エンジンメーカー SNECMAと、イタリアの電力供給網を保有するテルナ、郵便サービス会社 ドイツ・ポストの小口金融部門ドイツ・ポストバンク。個人投資家を対象とし て、これら3社は同IPOにより合計23億ユーロの調達を見込んでいる。

INGダイレクトの銀行支店(パリ)マネジャー、アレクサンドル・ノ デ・ラングロア氏は「SNECMA株は購入しない」とし、「フランステレコ ムが民営化された時に同社株式を買った。それからというもの、政府保有会社 のIPOにはうんざりしている」と語った。フランステレコム株価は、1997年 に実施された政府保有株式の売り値を、約25%下回っている。

ドイツ、ニュルンベルクの弁護氏、ウォルター・ヒッペル氏は、ポストバ ンクのIPOについて静観し、株価動向を見守ると述べた。またテルナの親会 社で、同国電力最大手、エネルの株価は、1999年11月のIPO価格を19%下 回っており、テルナについても同様の懸念が上がっている。

--共同取材:フランクフルトDavid Scheer, パリGabriele Parussini ミラノAlina Trabattoni

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