【個別銘柄】消費者金融・信販株、損保株、コマツ、シャープ、OKK

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

消費者金融株、信販株:軒並み上昇。プロミス(8574)と三井住友フィナン シャルグループ(8316)の資本提携交渉が明らかになり、メガバンクなどとの提 携を含め、消費者金融や信販業界で本格的な再編が加速するとの期待が高まった。 終値は、プロミスが2.6%高の7510円、武富士(8564)が2.6%高の7990円、 アコム(8572)が1.2%高の7600円、アイフル(8515)は同2.7%高の1万 1500円。三洋信販(8573)も4.9%高の6170円、オリエントコーポレーション (8585)は6.7%高の335円。

損保株:大幅高。終値は、ミレアホールディングス(HD)(8766)は

5.9%高の162万円、三井住友海上火災(8752)が6.3%高の1071円、日本興亜 損害保険(8754)が2.1%高の674円、損害保険ジャパン(8755)が8.8%高の 1089円など。業種別指数でも、TOPIX保険業指数は同4.8%高で上昇率首位。 きょうは多くの大企業で夏のボーナス支給日。従業員持株会による買いが、損保 株を押し上げた。

コマツ(6301):一時3.8%安の583円まで売り込まれ、年初来安値を更新。 中国の金融引き締め政策が本格化するとの警戒感が高まり、中国での受注減を懸 念した向きが、ポートフォリオ内での同社株の比率を落としたり、外したりした もよう。中国関連株の代表銘柄とみられていただけに売りが殺到した。ただ、機 械受注が市場の予想以上に好調だったため、午後は買い注文も入り、終値は

1.0%高の612円とプラス圏に浮上した。

OKK(6205):1.1%高の186円と続伸。一時は4%以上高くなり、年初 来高値を更新した。前日発表の工作機械受注額(5月速報)が大幅に伸びたなか で、OKK自身の受注も好調なことから個人投資家の資金を呼び込んだ。

合同製鉄(5410):終値は7%高の428円。寄り付きこそ小幅安だったが、 その後はプラス圏に浮上し、一時は9%まで上昇した。足元の業績が好調で、今 期の会社計画を大幅に上回る可能性が高いとの見方が広がった。三菱証券が9日、 投資判断を5段階中最上級の「A(強いアウトパフォーム)」で新規に格付けし たことがきっかけになったようだ。

シャープ(6753):午後1時以降、下げ幅を縮小。零時57分時点では

1.5%高の1792円だったが、終値は0.2%高の1770円となった。液晶テレビの 特許をめぐり、シャープが台湾・東元グループに販売差し止め請求を行ったこと に関連して、東元グループの液晶テレビを販売していたイオンが、「イオンのブ ランドを傷つける自己中心的な活動」だと批判。シャープとの取引を全面的に見 合すと通告したことが嫌気された。

エーザイ(4523):一時2.0%高の3050円を付け、年初来高値を更新。欧 州医薬品企業のエラン社から導入した抗てんかん剤「ゾネグラン」が、将来的に 海外事業の拡大に寄与するとの期待が広がった。UFJつばさ証券が10日付で 「B(中立)」から「A(買い)」に引き上げたことも支援材料となった。終値 は1.7%高の3040円。

ニチメン・日商岩井ホールディングス(2768):終値は10%高の568円と 反発。UFJ銀行が9日、現行の事業計画を高く評価しており、全面的に支援し ていく姿勢に変更はないとのコメントを発表したことが好感された。産業再生機 構の活用を前提に事業計画の見直しを検討している事実はないともしており、先 行き不透明感が後退したもようだ。値上がり率は東証1部5位。

高速(7504):終値は8.5%高の1172円。一時は11%高の1200円まで上昇 し、年初来高値を更新した。食品トレーやレジ袋などの専門商社である同社が、 今後もM&A(企業の合併・買収)を活用して、業界内シェアを拡大するとの期 待が高まった。コスモ証券が9日付で同社の株価レーティングを「A(買い推 奨)」として、新たにカバーを開始したことも好感されたもよう。

ロック・フィールド(2910):終値は3.9%安の1719円と反落。値下がり 率は東証1部4位。9日に発表した2005年4月期の連結純利益が前期比83%減 と大幅な減益見通しを示したことが嫌気された。連結売上高は前期比3.0%増の 408億円、人件費の抑制効果などで経常利益は8.3%増の19億円と改善するが、 11月稼働予定の新工場の除却損を特別損失に計上するため、純利益が大幅に落 ち込む。

田崎真珠(7968):3.5%高の472円と8営業日続伸。9日に2004年4月中 間期の連結純利益を従来予想の1億2000万円から2億9000万円へと2.4倍に大 幅修正したことが好感されたようだ。株価は4月中旬に付けた高値500円台を目 指す展開となった。

エンシュウ(6218):午前の取引終了直前に急騰し、一時は18%高の215 円まで上昇。東証1部上昇率ランキングでトップに顔を出した。特段の好材料は 観測されていないが、2005年3月期の連結純利益が2期ぶりに黒字となる見込 みになっていることが好感されたもようだ。終値は8.2%高の197円。

ポイント(2685):終値は11%高の4190円と大幅反発。値上がり率は東証 1部で3位。同社は9日の取引終了後に、1株を1.5株に分割すると発表した。 この分割発表が朝方から好感され買いが先行、株価は一時13%高の4280円とス トップ高(値幅制限いっぱいの上昇)となり、年初来高値を更新した。

スカイマークエアラインズ(9204):同社は9日、昨今の原油価格の高騰を 受け、9月から全路線の運賃を一律100円引き上げると発表したことから、燃料 高騰で悪化している収益の改善が期待できるとして買いが入り、朝方一気に

6.2%高の13万8000円まで急騰。その後は下げに転じ、最後は変わらずの13万 円で取引を終えた。

カカクコム(2371):9.5%高の93万4000円と大幅反発。インターネット 上で価格の比較サービスや商品情報を提供するサイト「価格.com」を運営す る同社は、広告媒体として中期的な増収増益が期待できるほか、ネット媒体を持 つ同業他社と比べ収益性が高く、割安感があることが評価されたようだ。三菱証 が9日に同社の投資判断を5段階中最上級の「A(強いアウトパフォーム)」で 新規に格付けしたことから、注目を集めた格好。

サイバーエージェント(4751):0.5%高の85万1000円と6営業日続伸。 一時は4.5%高の88万5000円まで上昇。同社は9日の取引終了後、東証が連結 子会社ネットプライスの東証マザーズへの新規上場を承認したと発表。子会社の 業績拡大期待などを材料に買いが先行したようだ。

セック(3741):この日、ジャスダック市場にダッチ方式で新規上場。初値 は1万2000円と公募価格(1950円)の6.2倍。公募株式数は36万株、売り出 し株数は20万株(オーバーアロットメントによる売り出し含む)。主幹事は野 村証券。同社は移動体通信に使われるソフトウエアやネットワークサービスを提 供する。

第一カッター興業(1716):この日、ジャスダック市場にダッチ方式で新規 上場。初値は1530円と公募価格(760円)の2倍。公募株式数は40万株、売り 出し株数は37万株。主幹事はSMBCフレンド証券。同社はアスファルト・コ ンクリート構造物の切断、孔あけ工事などを手がける。

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