田崎真珠株が8連騰、4月中間純利益を2倍に修正-粗利率の上昇で

田崎真珠の株価が前日比14円(3.1%)高の 470円と8連騰。9日に2004年4月中間期の連結純利益を従来予想の1億2000万円 から2億9000万円へと2.4倍に大幅修正したことが好感されているようだ。株価は4 月中旬に付けた高値500円台を目指す展開となっている。

発表によると、売上高は従来予想に比べて0.5%増の147億円と微増だが、経常利 益は5億8000万円と従来予想比で3.3倍に拡大する。中間期で期初の通期予想5億 5000万円を上回ったことになる。

同社では「期初に粗利益率を厳しめにみていた」(明石靖彦・取締役管理本部長)と 説明。中間期の粗利益率は52%と期初予想に比べ2ポイント増となる見通し。これによ り、利益が約3億2000万円増加することが寄与する。10月期通期の業績予想は中間決 算時に発表するとしている。

岡三証券の鵜崎和彦アナリストは「ここまでいいとは思わなかった」と指摘。そのう えで「利益率が悪いのは卸売りで、小売りの方は利益率が取れている」と語った。

一方で、田崎真珠の03年10月末時点の在庫は397億円と年間の売り上げ規模 (今期予想は293億円)以上に膨らんでいる。「上半期に真珠の仕入れが集中するので、 在庫がたまりやすい」(明石本部長)といい、4月末時点の在庫は昨年10月末時点と同 程度となったもよう。田崎真珠の株価純資産倍率(PBR)は0.5倍を割る低水準だが、 鵜崎アナリストは「負債も多く、財務面を考えると割安とはいえない」と指摘。月次の売 り上げ動向を見ながらの株価推移になるとみていた。

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