吉野家:5月の既存店売上高は31%減、牛丼販売停止で客足戻らず

吉野家ディー・アンド・シー(D&C)は3日、5 月の既存店売上高が前年同月比で30.5%減になったと発表した。4月の32%減に続い ての大幅な落ち込み。米国産牛肉の輸入停止による牛丼販売取り止めの影響が響き、客 足の戻りは鈍く、売上高の減少に歯止めがかかっていない。

吉野家では、牛丼の販売停止で客足が戻らないことに加えて、5月中旬に実施した 全ての丼物商品を50円値引きするというキャンペーンも不発だったとしている。同社 は4月以降、毎月販促キャンペーンを実施するとの方針を打ち出したが、効果が出てい ないことから来月以降、実施するかどうかは未定としている。

同社は現在、豪州産牛肉を使用し、すき焼き風に調理した「牛鉄なべ定食」の販売に 向けて準備を進めている。売り上げ減に歯止めをかけるには、「新商品の開発・改良が必 要」(広報担当の木津治彦氏)として、今後早期に商品強化に努める方針だ。

吉野家株は続伸して取引を開始したが、5月の売上高が31%減との報道が伝わると 下げに転じ、前日比2000円(1.1%)安の17万4000円まで下落した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE