米ダウ・ケミカルCEO:エネルギー価格は高位安定へ―新興国需要

米化学最大手のダウ・ケミカルのウィリアム・ スタブロポロス最高経営責任者(CEO)は2日、ニューヨークで開催したア ナリスト・投資家向け会議で、中国など新興国からの需要により、エネルギー 価格は過去平均よりも高い水準で安定するとの見通しを示した。

同CEOは、原油は長期的に1バレル=25-27ドル、天然ガスは100万B TU(英国熱量単位)=4-5ドルに落ち着くとの見通しを示した。過去10年 間の平均は、ニューヨーク市場の原油価格が1バレル=約23ドル、天然ガスが 100万BTU=3ドルだった。

原油相場は2日、過去最高の1バレル=42.45ドルに達した後、主要産油国 による産出量引き上げ期待から下落した。天然ガスは100万BTU=6.65ドル まで上昇した。

スタブロポロスCEOは、アジアなど新興市場向けの製品をエネルギー価 格の低い中東の化学工場で生産する方針を示した。同CEOはインターネット 上で放送した発言で、北米は「もはや輸出地域ではない」として、「中東がほぼ すべての輸出を担いつつある」と述べた。

さらに、北米の化学業界は統合を強いられるだろうとして、小規模企業は 原料を低価格で購入できず競争力を維持できないと説明した。同CEOは、エ チレンなどの化学品の生産を中東に移す工程は4年かかるだろうとの見通しを 示した。

原題:Dow Chemical Says Oil, Gas Prices to Remain High (Update2)(抜粋)

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