東燃ゼネラル株が年初来高値、石油化学市況の堅調で収益拡大期待

東燃ゼネラル石油の株価が前日比6円(0.6%)高 の948円まで上昇し、年初来高値を更新した。パラキシレンなどの石油化学製品の市況 が堅調に推移しており、収益拡大期待が高まっている。

みずほインベスターズ証券では、パラキシレン市況が高値で推移していることから 収益拡大が見込めるとして、先月26日付で東燃ゼネラルの投資判断を「中立」から「中立 プラス」へと引き上げた。担当アナリストの河内宏文シニアアナリストは、「石化市況の 堅調さが、東燃ゼネラル株の最大のサポート要因になっている」と指摘する。

この日は、昭和シェル石油の株価が前日比11円(1.2%)高の944円と上昇して いるが、朝方高く始まった新日本石油株は同2円(0.3%)安の638円と下げに転じ、 コスモ石油が同2円(0.7%)安の276円、新日鉱ホールディングスも同9円 (1.8%)安の496円とそれぞれ安い。

1日のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油価格は終値ベー スで1バレル当たり42.33ドルと前日比で6%超上昇し、史上最高値となった。原油価 格の上昇局面に石油元売り株も影響を受けやすいが、この日の株価への影響は限定的と なっている。

大和証券・投資情報室の多田羅信次長は「ガソリンの市中価格が上昇しており、価格 転嫁でマージンが拡大するとの期待もあっただろうが、WTI価格がさらに上がれば価 格転嫁は厳しくなり、需要の減退につながる」との懸念を指摘。そのうえで「新日石の株 価は600円を超えてきて利益確定売りも出ているのでは」との見方を示した。

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