米デュポン:防弾チョッキ用繊維素材の生産拡大で7000万ドル投資へ

米化学2位のデュポンは1日、アラミド繊 維「ケブラー」の生産拡大に向け、7000万ドル(約77億3000万円)を投資す ることを発表した。同繊維は防弾チョッキに使用され、治安上の懸念が高まる なかで世界的に需要が高まっていることに対応する。

同社発表によると、この投資計画が終了する2005年終わりから2006年半 ばの段階で、生産能力は10%余り向上するという。工場の場所についてはまだ 決定していないという。同繊維に関する生産能力向上の動きは2000年以来こ れで4回目となる。

同社によると、米軍の実戦部隊は1991年以来、ケブラーで作られたヘル メットを着用している。フルクラム・グローバル・パートナーズ(ニューヨー ク)のアナリスト、フランク・ミッシュ氏は、イラク戦争で銃弾需要が拡大し ているのと同様、ケブラーの需要拡大も1つには同戦争によるものだと指摘。 「防衛に関するものすべてについて、需要の高まりが見られる」とし、防衛関 連銘柄を「買い」推奨している。「個人レベルでの自己防衛意欲がケブラーの 需要を支える大きな鍵となっていることは明白だ」と語る。

ケブラーは鉄の5倍の強度を持ち、主として銃刀による攻撃から人体を守 る防護服に利用されている。同社によると、ほぼ3000人の法執行機関の関係 者がこの防護服着用により九死に一生を得ている。

1日のニューヨーク市場で同社株は2セント安の43.18ドルで終了。過去 1年間では2.5%上昇している。

原題:DuPont to Spend $70 Mln to Increase Kevlar Production (Update2) (抜粋)

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