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新日石や帝石など資源株の一角が高い-原油が高値更新、製品値上げ

帝国石油株が4日続伸し、前日比20円 (3.7%)高の566円。新日本石油株も同30円(4.9%)高の643円と反発する など、資源関連株の一角が高い。ニューヨーク原油先物価格が最高値を更新した ことで、資源開発関連株には追い風になるとみられている。また国内石油会社の 間では、原油高騰を踏まえて、6月の製品価格を大幅に引き上げる方針が出てお り、収益改善を期待した買いが先行している。前日に6月の製品値上げを発表し たコスモ石油株のほか、昭和シェル石油株も高い。

24日のニューヨーク原油先物市場では、供給不足への懸念を背景に、期近 7月限が前週末比1.79ドル(4.5%)高の41.72ドルを付け、過去最高値を更新 した。このため「(資源開発を行う)上流企業に、上昇圧力がかかっている」 (UFJつばさ証券の小野目聡アナリスト)とみられている。帝国石油や石油資 源開発、新日本石油などは国内、もしくは海外で石油・天然ガスの生産を行って おり、原油高は収益面で追い風となる。石油資源開発の場合、今期の原油価格 (ドバイ産ベース)は28ドルと想定している一方、24日時点のドバイ原油価格 は34ドル。

ブルームバーグ・データによると、ドバイ原油の円建て価格(運賃込み)は、 24日時点で1キロリットル当たり2万5404円。14日には2万7147円の高値を 付け、4月からの上昇幅が一時、約7000円に達した。石油製品の業者間価格 (リム価格)のなかではガソリンの上げが目立ち、こちらも同期間にほぼ7000 円高くなっている。こうした環境を踏まえ、コスモ石油とジャパンエナジーは、 6月の石油製品卸売価格を1リットル当たり、3.7円値上げする方針。市場では 国内石油会社の収益について、製品値上げによって「原油高を十分吸収できる かにかかっている」(小野目アナリスト)と注目する向きが多い。

ガソリン主導で業者間価格が上昇している結果、7石油製品価格(京浜地区 のリム価格など)とドバイ原油価格から算出した製油所マージンは、24日時点 で原油1キロリットル当たり4047円。14日安値1474円からは反発基調となっ ている。

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