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EU:遺伝子組み換え食品を約6年ぶり認可、手続き迅速化を公約

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州 委員会は19日、1998年以来約6年ぶりに遺伝子組み換え食品を認可し、今後の 認可手続きの迅速化も公約した。

欧州委が輸入を認可したのは、スイスの農業化学品メーカー、シンジェン タの遺伝子組み換えスイートコーン。デービッド・バーン欧州委員(保健・消 費者保護担当)はこの認可後に、「一般的に認可手続きはより容易になろう。手 がける数が増えてくれば、手続きに慣れる人も増える」と語った。

独バイエルや米モンサントなどの企業はこれまでに約33種の遺伝子組み換 え食品の認可を申請してきたが、欧州委は約6年にわたり認可を見送っていた。 業界団体調査によると、昨年の世界の遺伝子組み換え食品の売上高は47億5000 万ドルに達した。

欧州委は、EUによる遺伝子組み換え食品への化学的分析や、消費者にバ イオテクノロジーで作られた材料についてより多くのデータを提供する食品ラ ベルに関する欧州の新規則により、認可は正当化されると説明した。バーン委 員によると、同委はモンサントの飼料用遺伝子組み換えトウモロコシについて も9月以降に認可を目指しているという。

遺伝子組み換え種子の育成でリードする米国とアルゼンチン、カナダの3 カ国は昨年、EUが健康や環境上の懸念から認可を凍結していることに反発し、 世界貿易機関(WTO)に提訴していた。

原題:EU Promises to Accelerate Approvals of Biotech Foods (Update1)(抜 粋)

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