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フラッシュメモリー需給緩和との見方も、サムスンへの発注予定中止で

ING証券によると、デジタルカメラの記録 媒体などに使われるフラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能な読 み出しメモリー)の需給が緩和し始めている可能性がある。韓国サムスン電子で、 100万個規模の日本メーカーからの発注予定が中止になったとみられるためで、同 半導体メモリーの価格低下に拍車がかかりそうだ。

同証券が17日に電子メールで顧客向けに配信した報告によると、発注予定が 中止されたのは小型半導体メモリーSDカード用のNAND型フラッシュメモリー。 理由については明らかにされていない。SDカードは松下電器産業と東芝、米サン ディスクが開発した。東芝は自社でフラッシュメモリーを製造している。

同報告は、需給緩和によってNAND型フラッシュメモリーの価格は年率 40%前後との業界予測より急ピッチで下落する公算が高まってきたと分析する。東 芝はNAND型フラッシュメモリーの平均販売価格が2004年3月期に約50%下落 する可能性もあるとの見通しを示しており、サムスンは04年通年で30-35%の価 格低下を見込んでいたという。

同証券では、NAND型フラッシュメモリーの需要の半分はデジカメ向けとの 見方から、今回の発注キャンセルもデジカメの需要動向に影響を受けたものとみて いる。デジカメメーカーの2004年の生産計画の合計は、各社の市場見通し(6000 万-7000万台)を上回る1億台に上り、過剰供給のリスクが存在していたと指摘 する。

SDカードはデジカメのほか、ビデオカメラや携帯電話、デジタルテレビ、D VD(デジアル多用途ディスク)レコーダーなどでも対応機器が発売されている。

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