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4月新車販売台数は4.4%減の23万7337台、軽自動車は6.7%増(3)

日本自動車販売協会連合会(自販連)が6日 発表した4月の新車(軽自動車を除く)販売台数は、前年同月比4.4%減の23 万7337台と、3カ月連続の前年割れとなった。

登録可能日は前年と同じ21日間だったが、ホンダ「フィット」などコンパ クトカーの販売減少が止まらないことや、「排出ガス規制強化に伴う買い替えが 止まった」(斉藤道郎業務部長)ことを受けて普通トラックの販売も減少に転じ、 4月としては1968年の統計開始以来、5番目に低い水準となった。

車種別では、乗用車が同4.5%減の20万955台と3カ月連続のマイナス。 このうち普通乗用車(300番台ナンバー車)は、昨年12月に全面改良したトヨ タの高級セダン「クラウン」や、同10月に全面改良したホンダのミニバン「オ デッセイ」などの販売が好調で、同25%増の8万2737台と2ケタのプラスとな った。しかし、小型乗用車(500番台ナンバー車)はフィットやトヨタ「イス ト」などコンパクトカーの販売低迷が響いて18%減の11万8218台と、2ケタ のマイナスだった。

貨物車は同4.1%減の3万4878台と12カ月ぶりに前年を割り込んだ。この うち普通貨物車(100番台ナンバー車)が同9.1%減の1万175台、小型貨物車 (400番台ナンバー車)が同1.9%減の2万4703台と、それぞれ16カ月ぶり、 5カ月ぶりのマイナスとなった。普通貨物車を中心に排ガス規制強化に伴う特需 が前月まで続いていたが、ここにきて一巡した格好。ただ、岡三証券の岩元泰晶 アナリストは「普通貨物の1年前の数字が高い水準だっただけに、この程度の減 少率はコンセンサスの範囲内」とコメントしている。

メーカー別では、「新型オデッセイの登録と生産がミートしてきた」(岩元 氏)ホンダが16カ月ぶりのプラスに転じたほか、新型「レガシィ」の販売が好 調な富士重工業は11カ月連続のプラスを維持した。また、トラック専業では日 野自動車が唯一プラスを維持(16カ月連続)したが、日産ディーゼル工業と三 菱ふそうトラック・バスが19カ月ぶり、いすゞ自動車は18カ月ぶりにマイナス に転じた。

一方、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した4月の軽自動車(排 気量660cc以下)販売台数は、同6.7%増の13万9806台で、5カ月連続でプラ スとなった。各社から投入が相次いだ新型車効果に加えて、「小型乗用車からの 乗り換え」(伊藤治広報課課長)などが寄与した。しかし、軽自動車の販売は今 年に入り3月まで各月の過去最高を更新したが、4月は8番目に高い水準にとど まった。

メーカー別では、三菱自が国産で唯一のマイナス。岩元アナリストは「各社 が新車を投入して商品が充実している中、車種を問わず一人負けとなるのは致し 方ない」と、大型トレーラーのタイヤ脱輪事故を巡る不祥事の影響が出ていると 分析した。また全軽協の伊藤課長は「軽でもリコールの届出があり、その分、販 売活動が制限されたのではないか」と述べた。

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