コンテンツにスキップする

石油元売り各社:5月のガソリン卸価格値上げ-原油処理量は減少

コスモ石油やジャパンエナジー(Jエナジ ー)など石油元売り各社はこのほど、原油価格が高止まりしているため、5月 の石油製品卸売価格を実質的に値上げすることを決めた。一方、出光興産は値 上げを見送ることにした。石油元売り会社の広報担当者が明らかにした。

コスモ石油・広報室の矢野達也・広報担当は、5月のガソリン卸価格を3 月と比べて1キロリットル当たり2円80銭値上げする。同社は4月に価格上昇 分をすべて転嫁できなかったため、3月と比べたうえで値段を設定した。また、 新日本石油も3月比2円20銭値上げするほか、Jエナジーは「4月と比べ30 銭の値上げする」(同社の高田正紀・広報担当)という。

5月の原油処理量は石油製油所の定期修理の時期に入ることや、石油製品 が不需要期となるため、前年実績を下回る水準にとどまる見通し。石油連盟の 渡文明会長(新日石社長)は4月中旬の定例会見で、4-6月に業界平均で日 量100万バレルの原油処理装置が停止するとの見通しを明らかにしている。石 連が発表した原油処理量(18日―24日)は前週比6.2%減の430万2595キロリ ットル。常圧蒸留装置の稼働率(同)は79.1%と、前週と比べ5.2ポイント低 下した。

各社別で見ると、新日石が前年同月比8%減の440万キロリットル。出光 興産は「(同)7%減の214万キロリットル」(総務部広報課の大平知基氏)、コ スモ石油は第1四半期(4-6月期)に前期比10%程度削減する方針だ。ただ、 グループ会社の鹿島石油の鹿島製油所が火災により運転を停止したため、Jエナ ジーは、5月の稼働率は「わからない」(高田氏)としている。

――共同取材:Meggan Richard Editor:Booysen, Abe

企業ニュース:JBN18 新日本石油のニュース {5001 JP

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE