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米グーグル:27.2億ドルのIPO実施へ-ネット企業で最大規模(2)

インターネット検索サイトを運営する米 グーグル(カリフォルニア州マウンテンビュー)は29日、米証券取引委員会 (SEC)に最大27億2000万ドル(約2998億円)相当の新規株式公開(I PO)を申請した。

世界で最も利用されている検索サイトを運営する同社は、IPOの幹事に 米モルタン・スタンレーとクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSF B)を幹事に指定した。

IPOが実現すれば、米国のネット関連企業のIPOとしては過去最大の 規模となる。創業6年の同社は昨年、ヤフーを抜いて最も利用度の高い検索サ イトとなった。

IPO株の売り出しは、電子入札によって行う。購入希望者はインターネ ットか電話、ファクスによって、引受業者に購入希望株数と価格を伝える。グ ーグルはIPOの日程は決定していない。

グーグルは申請に際し、初めて業績を発表した。これによると、昨年通期 の純利益は前年比6%増の1億560万ドル、売上高は9億6190万ドルだった。 2002年の利益は前年比14倍、売上高は4倍だった。

申請文書によると、同社はナスダック(店頭市場)あるいはニューヨーク 証券取引所(NYSE)のいずれかに上場する。

グーグルは、売り出す株数は発表していない。時価総額についても言及し なかった。ガーディアン・パーク・アベニュー・ファンズの運用担当者、グレ ッグ・テュオート氏は先に、グーグルの時価総額は200億-250億ドルとの概 算を示していた。

1998年にともに同社を創業したセルゲイ・ブリン氏(30)とラリー・ペイ ジ氏(31)はそれぞれ、グーグル株15.6%を保有している。届出書によると、 両氏は保有株の「一部」を売却する計画。ベンチャーキャピタル(VC)のク ライナ ー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズとセコイア・ キャピタルはそれぞれ9.7%、エリック・シュミット最高経営責任者(CE O)は5.99%を保有している。

グーグルはこれまで株式公開を見合わせてきたが、この日がSECへの財 務状況届け出義務の期限だった。同社は届出書で、財務状況開示義務に基づき 急いで株式公開を決定したとしている。ブリン氏とペイジ氏は、「手元資金の 増加により柔軟性が増し、逆境に対する抵抗力も高まる」として、「今、株式 を公開するのは正しい決断だ」と述べている。

オンライン広告でヤフーと競争する同社は、オンラインショッピングのサ イトを追加、自社開発の電子メールサービスの試験を開始するなど、新サービ スを増やしている。

約2年で最大規模となるIPOで、幹事会社が得る手数料収入は8000万 ドルとみられている。

原題:Google Files to Sell Shares, Seeks to Raise $2.72 Bln (Update1) (抜粋)

--共同取材 シアトル  Hui-yong Yu 、ニューヨーク  Eric Moskowitz Editors: Baumann, Z. Smith, Baumann.

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