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日野自:前期連結純利益は6.9倍の最高益、国内トラック好調

トヨタ自動車子会社で国内トラック 最大手の日野自動車が27日発表した2004年3月期決算は、連結純利益が前期 比6.9倍の340億円となり、96年3月期以来、8期ぶりに過去最高を更新した。 ディーゼル車の排ガス規制の強化で、国内においてトラックの買い替え需要が 旺盛だったほか、輸出もアジアを中心に好調だった。

売上高は同23.7%増の1兆515億円と1942年の会社設立以来、初めて1 兆円の大台を超えた。国内のトラック・バスの販売台数は48%増の5万1200 台に膨らんだほか、海外向けの販売もタイ、パキスタン、北米と順調に伸びた。 販管費の増加を販売台数の伸びでカバーし、営業利益は2.3倍の446億円、経 常利益も2.7倍の446億円と最高を更新した。

2005年3月期の連結業績については、純利益は前期比52%減の164億円 を見込んでいる。売上高は中国、タイ、北米など成長地域での販売を強化する が、国内のトラックの買い替え需要が一巡し、同6.8%減の9800億円と1兆円 を割り込む見通し。「今期は近畿、中国、東海地方で排ガス対応のトラック需 要が増えているが、前期貢献した関東圏の需要が大きく落ち込む」(蛇川忠暉 社長)という。コストの削減を進めるが、売り上げの落ち込みは補えず、経常 利益は同31.8%減の304億円を計画している。

同社はまた同日、近藤詔治副社長が社長に昇格する人事を内定したと発表 した。蛇川社長は会長に就任する。6月29日の株主総会後の取締役会で正式 決定する。

日野自の株価は、前日比14円(2.1%)安の669円(午後2時8分現在)。

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