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ヤフー:1-3月純利益2.2倍の77億円-3月に広告関連好調(2)

ヤフーが21日発表した2004年3月期第4四半期 (04年1-3月)の連結純利益は前年同期比2.2倍の77億円だった。広告市場が明る さを取り戻し、1社あたりの出稿額が増加したことで、インターネット広告関連の売上 高が過去最高を更新したほか、電子商取引も好調だった。

売上高は前年同期比57%増の226億円、営業利益は同60%増の124億円だった。同 日の記者会見で井上雅博社長は、「3月に入り、広告が好調だった。特に期末の特需が 予想を上回った」と話した。オークション(競売)事業は、不正な出品に対する取締り 強化による取扱高の減少などで売上高は横ばいだったうえ、経費の増加で減益だった。

ブロードバンド(高速大容量)通信サービス「ヤフーBB」は、顧客情報流出の影響 で2月末から3月にかけて新規申込は一時的に減少したが、情報管理体制の厳格化や会 員獲得キャンペーンなどにより3月後半から回復基調になったという。同社は井上社長 を本部長とする情報管理対策本部を設置し、セキュリティー体制を再強化する。

04年3月通期の連結純利益は前期比2.1倍の248億円、売上高は同28%増の 758 億円、営業利益は同71%増の412億円。部門別の営業利益は「ヤフーBB」が80億円、 オークション事業 155億円、ネット通販事業8億7000万円など。また、3月には、月 間ページビュー(ネット視聴件数)が初めて200億件を突破した。

同時に発表した2005年3月期第1四半期(2004年4-6月)の連結業績予想は、 売上高が226億-248億円、経常利益が114億-129億円、純利益が68億5000万-77 億5000万円。第1四半期は、データセンターやオフィススペースの増床、オークション 本人認証強化、情報管理強化対策などに伴い、新たに6億-9億円の費用が発生する見 込み。

ヤフーを取り巻く事業環境が短期的に大きく変動する可能性があり、通期の業績見 通しについて信頼性の高い数値を算出するのは困難だとして、次四半期の業績見通しの みを公表し、通期の業績予想発表は見送った。

ヤフーの株価終値は前日比1万円(0.8%)高の122万円。

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