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国交省:大型車両のタイヤ脱落防止で業界などに緊急点検通達(3)

国土交通省は16日、大型車両のタイヤ脱落 事故が連続しているため、同日午後、運送会社や自動車メーカーなど関係業界に 緊急点検を指示する通達を出したと発表した。対象となる車両は100万台を超え る。

具体的には、1)総重量8トン以上の大型車の使用者は、ホイールボルトの 折れや緩みを点検、異常がある場合は交換し、規定の強さよる締め付けをする、 2)自動車メーカーは、点検と整備の実施方法について運送会社や整備会社など に周知徹底を図る--などの内容を盛り込んだ。

タイヤ脱落事故については、2002年1月に外れたタイヤが歩行者にぶつか って死傷者が出たことから社会的に注目が集まり、同様の事故について国交省へ の届け出が2001年の2件から2002年17件に急増した。2004年には、三菱ふそ うトラック・バスが設計上の問題によってタイヤ脱落事故が発生したことを認識 しながら必要な対応を取っていなかった懸念が強まったことに加え、今年、北海 道で別のメーカーのトラックで死亡事故が起きたことから社会問題化。同省への 事故の届け出も4月15日までの3カ月半で21件に達している。

自動車交通局技術安全部の内藤政彦課長は「新聞報道によると、北海道の死 亡事故では、運送会社はボルトが一本損傷していることを知りながら運行してい た。点検整備が的確に行われていれば(事故は起きなかった)という気がする」 と述べ、点検整備によって防ぐことができた事故も多いとの見方を示した。

同省はまた、同様の事故の原因究明と防止のための点検整備方法などについ て協議するため、学識経験者や業界関係者による調査検討会を設置、23日に第 一回の会合を開く。今秋をめどに結論を出す予定。

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