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自工会:「もう少し円安になって欲しい」-国内自動車販売「上向く」

日本自動車工業会(宗国旨英会長=ホンダ 会長)は15日の定例会見で、最近の為替相場の動向について、「現在の強い経 済指標も製造業中心の輸出が牽引している。そのため、為替相場が安定しもう少 し円安になってほしい」と円高の調整が一段と進むことが望ましいとの見方を示 した。

国内景気と自動車販売の動向については、「各種の経済指標は1カ月前に比 べてさらに力強くなっており、景気判断は良い方に向かっている。今年1-3月 の国内自動車販売も前年同期を上回っている。この傾向が続いていくのではない か」とした。米国経済については、「今年1-3月の米国販売も強い動きを示し ているが、このところのイラク情勢に絡み、米個人消費がどのように動くのか注 目したい。米経済も少しは良い方向に行くと思うが、心配の要素はたくさんあ る」と述べた。

新日鉄など鉄鋼大手各社が4月出荷分から自動車業界向けの鋼板の取引価格 を引き上げる意向を示していることについて、「中国市場での需要の強さを受け、 世界的に価格は強含んでいる」と一定の理解を示したものの、「我々自動車業界 としては世界的にビジネスを展開していく中で常に自動車の価格競争の圧力を受 けつづけている」と説明、「鋼材値上げを受け入れる環境にはない」と語った。

また、好調な中国市場の販売状況は「04年度に500万台近くになるので は」との見通しを示した。

5月で2年間の自工会会長の任期が切れることに関連し、「この2年間楽し く勤めさせてもらえました」としたが、宗国会長に対しての東京証券取引所の会 長就任要請などについては、「コメントは控えたい」と述べるにとどまった。

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