コンテンツにスキップする

C&S:04年2月期の連結純利益は33%減-既存店が4.5%減と低迷(2)

コンビニエンスストア業界4位のシーアンドエス (C&S)が15日発表した2004年2月期連結決算によると、純利益は前期比33%減の 77億円となった。個人消費の低迷や天候不順を受けて、既存店売上高が同4.5%減と大 きく落ち込んだことが響いた。

同社傘下の事業会社「サークルケイ・ジャパン」と同「サンクスアンドアソシエイ ツ」の2社合計のチェーン全店売上高は前期比1.2%増の9022億円だった。既存店売上 高はサークルKが同4.7%減、サンクスAAが同4.2%減と低迷。加盟店からのロイヤル ティーと直営店売上高を合わせた「営業総収入」は2社合計で同7.1%増の1277億円に とどまり、当初の目標を下回った。営業利益は同7.2%減の224億円だった。

チェーン別平均値入れ率は、サークルKが0.7ポイント改善の28.7%、サンクスA Aが0.4ポイント改善の29.2%となり、共同仕入れや物流の合理化などの効果が表れ始 めた。

V字回復の年に

2005年2月期の連結業績見通しについては、純利益は前期比48%増の113億円と増 益に転換する見通し。不採算店の閉鎖も一巡、出店で売り上げ規模を拡大し、粗利益率 も高める。9月に2つの事業会社を統合、新会社サークルKサンクス社が発足するため、 8月までのC&S決算と、9月以降の新会社決算の合計値となる。

既存店売上高の前提値はサークルケイ・ジャパンが1.0%減、サンクスアンドアソ シエイツが1.0%減とした。サークルKとサンクスAAの2社合計で、415店の出店を行 う一方で183店の閉鎖・移転を実施する。

2つの事業会社のチェーン全店売上高を合わせた計画値は同4.2%増の9403億円。 エリアフランチャイズを含めたグループ全体の売上高は同1.9%増の1兆1125億円にな る見通しだ。

同日、東京証券取引所内で記者会見したC&Sの外山泰三社長兼最高経営責任者は、 「2005年2月期は業績V字回復の達成の年になる」と指摘、出店などで売り上げの回復 に注力するとした。

その割に既存店売上高をそれぞれ1.0%減と見込んだことについて、新会社サーク ルKサンクスの社長となる土方清氏は「予算の数値を03年12月末にまとめたため保守 的な数値となった。その後04年の年明け以降、既存店の売り上げも良くなっており、社 内予算はもちろん100%(前期比横ばい)で組んでいる」と指摘。前期比1.0%減という 目標値は、「対外的に絶対に割れてはいけない数値目標」と説明した。

チェーン別の値入率の目標値は、サークルKが28.9%、サンクスAAが29.4%でそ れぞれ0.2ポイントずつ改善する。

合併に伴って、規模による仕入れコストの低減が見込めるほか、菓子などの協力加工 業者(ベンダー)を従来の3分の1に選別、物流効率を高める。

ただ、本店所在地を愛知県稲沢市から東京木場に移動することなどで、4億6000万 円程度の合併コストが発生するとしている。

C&S株の15日終値は前日比30円(1.2%)安の2490円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE