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新日石社長:6月上旬に定修日量50万バレル-製品調達130万kl(2)

石油連盟の渡文明会長(新日本石油社長) は14日の定例記会見で、4-6月の国内製油所の定期修理に関連し、新日石で は6月上旬に日量約50万バレルの原油処理装置が停止するとの見通しを明らか にした。同社の4-6月平均では同20万バレルの停止となり、これを受けて同 期間に製品130万キロリットルを市中購入、もしくは輸入する計画としている。

渡・石連会長は、4-6月に業界平均で日量100万バレルの原油処理装置が 停止するとみられる一方、中国向けC重油、石油化学向けなどの需要が見込まれ ることから「需給が崩れることはない」との認識を示した。新日石は現在、中国 側とC重油の長期契約を交渉中で、年間ベースでは100万-200万キロリットル の規模を見込んでいるという。

こうした一方、原油価格については、買い持ちとなっている投機筋と産油国 などとの「綱引き状態のなかで高止まりしている」との見方を示した。米国ガソリ ン供給の不安解消、といったきっかけ次第で均衡が崩れる可能性はあるものの、 「1バレル25ドル割れといった状況は考えにくい」と語った。

渡会長は、イラク安定化への期待を示したうえで、トルコ側のパイプライン で安全に供給されるかが、今後も課題になると指摘した。石油連盟の説明では、 イラク北部から出荷される欧州向け4月分(600万バレル)が、技術的トラブル で入札が見送られたという。

また1-6月期にイラク産原油が三菱商事や伊藤忠商事といった商社経由で 国内に供給されることを明らかにし、国内石油会社は1-3月に計1200万バレ ルを落札し、4-5月に600万バレルも購入されるという。このうち新日石は1 -2月に計300万バレルを購入したとしている。

新日本石油の株価終値は前日比14円(2.2%)安の635円。

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