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東芝:半導体新工場の投資額700億円増、月産3万7500枚に(3)

東芝は13日、デジタルカメラなどに使われ るNAND型フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能なメモリ ー)の四日市新工場(三重県四日市市)に、2006年度までの4年間で総額2700 億円を投資すると発表した。従来は05年度までの3年間で2000億円の投資を予 定しており、700億円の増額となる。生産能力は従来計画の1.5倍に増強する。

新工場は東芝がフラッシュメモリーの製造合弁を持つ米サンディスク(本 社:カリフォルニア州)との共同出資で建設するため、投資額のうち1160億円 (10億5500万ドル)はサンディスクが負担する。東芝は建て屋と内装に400億 円投じ、残りの建設費をサンディスクと折半する。

今月着工の同工場は、12月に完成予定。生産能力は従来計画では06年度下 期で月2万5000枚としていたが、これを07年度上期の時点で同3万7500枚に まで引き上げる。05年度下期に月産1万枚で量産を開始し、06年度上期に1万 5000枚、同下期に2万5000枚と、段階的に増産する予定。同日の起工式に出席 した古口栄男上席常務は、新工場の生産能力について300ミリ径ウエハー換算で 月産6万2500枚まで拡充できる余地があることを明らかにした。

フラッシュメモリーはデジカメやカメラ付き携帯電話のほか、各種メモリー カードや半導体メモリーを使ったMP3プレーヤーといった新製品にも使われてい る。東芝は応用商品の増加に伴い、NAND型フラッシュメモリーの市場規模は 03年の約3800億円から06年には約6800億円に拡大すると予測している。

東芝の四日市新工場に関する最初の計画では、月産能力は2万枚で1500億 円を投資する予定だったが、こうした需要拡大見通しを背景に、同社は稼働時期を 早めるとともに能力拡大を昨年12月に決定。市新工場の稼働時期を06年度から 05年度下期に前倒しするとともに月産能力を2万5000枚に増強するため、投資 額も2000億円に引き上げるとしていた。

東芝の株価終値は前日比16円(3.2%)高の520円。

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