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イラク人質事件は進展なし-首相は閣僚懇で解決努力継続を指示(2)

イラクでの日本人人質事件は日本時間8日夜 の発生判明から5日目の13日朝(同)になっても進展がみられず、こう着状態に 陥っている。政府は12日夜の段階で人質3人の安否など正確な事実関係を把握で きておらず、情報収集や救出に向けた検討を続けている。

谷垣禎一財務相は13日午前の閣議後の記者会見で、小泉純一郎首相が同日午 前の閣僚懇談会で、「情報が錯綜しているが、今政府は全力を傾けて問題解決に当 たっている。各閣僚も継続して事に当たってほしい」と指示したことを明らかにし た。

NHKが13日朝のニュースで報じたところによると、カタールの衛星テレビ 局アルジャジーラは12日、イラクでの誘拐に関する討論番組を放送。このなかで イスラム教指導者は人質の早期解放を呼び掛けるとともに、日本人3人は安全上の 問題で解放に時間がかかっているとの見方を示したという。

共同通信によると、武装グループとの仲裁役を自称する「イラク人権擁護委 員会」の責任者マズハル・ダライミ氏が、共同通信とのインタビューで、邦人3人 を人質にとっている武装グループは、期限としていた日本時間12日午後10時を 過ぎた後も、人質を殺害しないことに同意したと語ったという。

一方、日本政府はここ数日、不確かな情報に振り回されてきただけに、対応 には慎重だ。小泉純一郎首相は12日夜、記者団に対し「情報が錯綜している。は っきりした事実確認ができない」と率直に明らかにした。そのうえで「ご家族はご 心配だろうが、なんとか3人の身柄を無事に救出したい」と述べた。首相官邸では、 野田健内閣危機管理監らが12日から泊り込みで対応に当った。

イラクでの外国人人質事件をめぐっては、日本時間12日夜から13日朝にか けては、相次いで動きがあった。ロイター通信によれば、イラクで武装グループが 人質にとっている約30人のうち12人が12日に解放された。国籍などは公表され ていないが、日本人は含まれていないもようという。また新華社は、イラクで拉致 された中国人7人も解放されたと報じている。

--共同取材:西前明子、下土井京子 Editors: Wellisz, Taniai, Okimoto

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