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米モルガン・スタンレーとリーマン、財政赤字見通しを下方修正も

米証券のモルガン・スタンレーとリーマン・ ブラザーズは、2004会計年度(2003年10月―2004年9月)の米財政赤字見通 しを下方修正する可能性がある。税還付額の増加幅が予想を下回る一方で税収 は予想を上回っているためだ。

米内国歳入庁(IRS)によると、3月26日までの税還付額は1327億ド ル(約14兆円)と、前年同時期の1214億ドルから9.3%増。これに基づき、モ ルガン・スタンレーのエコノミスト、デービッド・グリーンロー氏とテッド・ ウィーズマン氏はリポートで、1-5月の還付額は、前年同時期に比べ350-400 億ドル増との同社の予想を「大きく下回る」との見通しを示した。

両氏はリポートで、4月の税収が大きく落ち込まない限り、同社の2004年 度財政赤字見通し4750億ドルを「大幅に引き下げることになろう」と書いてい る。

リーマン・ブラザーズのシニアエコノミスト、ドリュー・マタス氏も、「デ ータは2004年度財政赤字が「4500億ドル未満となることを示唆している」とし て、「税収は思ったほどには落ち込まず、税還付額は予想より小さかった」と説 明した。同氏は今後のデータを見て、4800億ドルとの予想を引き下げるかどう かを決めるという。

財政赤字が予想よりも小幅にとどまれば、米財務省はことしの国債発行規 模を縮小させる可能性がある。財務省は2月に、1-3月の調達額は1770億ド ル、4―6月は750億ドルとの見通しを示している。財務省は5月7日に7- 9月の資金調達見通しを発表する。

原題:Morgan Stanley, Lehman May Cut Deficit Forecasts (Update1)(抜粋)

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