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今週の米国株:ヤフーやアルコアの決算発表が一段高の引き金に

今週の米株式相場は一段高となりそうだ。 インターネット検索のヤフーやアルミのアルコア、総合電機のゼネラル・エレ クトリック(GE)を皮切りに今週から始まる1-3月期の米企業決算発表が、 1年1カ月続く株式相場の上昇に拍車を掛ける可能性があるためだ。

投資家らによると、1-3月期末が近づくにつれ、アナリストが業績予想 を従来のように下方修正せず、上方修正してきたことが株価先高観の理由だ。 MTBインベストメント・アドバイザーズの主任投資責任者、ウィリアム・ド ワイアー氏は、決算発表は「投資マインドを安定させ、株価上昇に反映されて くるはずだ」と語る。

調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予想平均によ ると、S&P500種株価指数構成企業の1-3月期増益率見通しは16.9%と、 年初の予想(13.4%)を上回っている。トムソンが企業収益予想を追跡した過 去8年間では、アナリスト予想は通常、四半期中に3ポイント程度下方修正さ れていた。利益予想の上方修正は、予想外に好調な業績の前触れだと、ドワイ アー氏はみる。

2004年通期の平均増益率の見通しも13.9%と、年初の12.8%から上方修 正されている。第1四半期の増益率見通しは、アナリストの1株利益予想の加 重平均ベースでみると、約14%となる。

先週は、3月の非農業部門雇用者数が前月比30万8000人増と4年ぶりの 高い伸びを示したのが好感され、主要株価指数は少なくとも半年ぶりの大幅高 を演じた。S&P500種は前週末比3%高。ダウ工業株30種平均は同2.5%高。 ナスダック(店頭市場)総合指数は同5%高だった。

今週は8日に、ダウ平均の構成銘柄の入れ替えが実施される予定で、保険 のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)と製薬のファイザー、 通信のベライゾン・コミュニケーションズが新規採用となる一方、長距離通信 のAT&T、写真用品のイーストマン・コダック、製紙のインターナショナル・ ペーパーが除外される。9日はグッド・フライデーの祝日で米株式市場は休場 の予定。

トムソンによると、8日の取引終了後に発表されるアルコアの1-3月期 1株利益は前年同期比82%増の42セントとなる見通し。ヤフーが7日の取引終 了後に発表する1-3月期1株利益は、同30%増の10セントとなる見込み。一 方、GEが8日の取引開始前に発表する1-3月期1株利益は31セントと、前 年同期を1セント下回る見込み。

原題:Yahoo, Alcoa May Lead Parade of Earnings That Boost U.S. Stocks(抜 粋)

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