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中国IPO銘柄の人気に陰り-最近の3銘柄、いずれも初日に下落

新規株式公開(IPO)する中国企業の株式 は2003年、投資家の間でもてはやされたが、ここへきて人気に陰りが出てきた。

過去1カ月に上場した携帯電話会社のピープルズ・テレフォン(PT、331 HK)、半導体メーカーのSMIC(中芯国際集成電路製造、981 HK)、情報サー ビス企業のトム・オンライン(8282 HK)の3銘柄は、取引初日に約10%下落した。

CIFコンサルテンツ(香港)のグレン・ヘンリクセン社長は、「中国のI PO銘柄を買い、取引初日に売って利益を確定するという考えは過去のものに なった」として、「安価な資金はもう手に入らない」と述べた。トム・オンライ ンより前のIPO10銘柄は平均で、取引初日に36%上昇していた。

2003年12月の中国最大の保険会社、中国人寿保険(2628 HK)のIPOでは、 34億7000万ドル(約3600億円)に対して800億ドルの注文があり、公募・売 り出し価格は仮条件の上限で決まった。これに対し、トム・オンラインの価格 はレンジの下限となり、引き受け業者が売れ残った分を買い取った

大福証券の株式セールス担当ディレクターのアンドリュー・トー氏は、「中 国IPO株バブルに穴が開いた」と話す。需要後退は、ことしこれからIPO を計画している中国生保2位の平安保険や中国2位の固定電話会社、チャイ ナ・ネットコム(中国網通)にとっては、条件が厳しくなることを意味する。 各社は、より安い価格での公開を強いられる可能性がある。

トー氏によると、大福証券はすべてのIPOで購入を申し込むのはやめた という。同社は顧客にトム・オンライン株を買わないよう推奨した。トー氏は 「今では皆、増益見通しなどの基礎的条件に注目するようになった」として、「大 穴を当てるのはいつも最初に思ったほど簡単ではない」とコメントした。

原題:(抜粋)

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