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1-3月期のM&A総額は過去3年強で最大-米投資銀の収益押し上げ

第1四半期(1-3月)の世界のM&A(企 業の合併・買収)総額は、過去3年余りで最高となった。銀行、製薬、通信業 界の買収合戦が、アドバイザーを務める投資銀行の収益を押し上げた。

株価上昇と世界的景気拡大、40年ぶりの低金利を背景に、第1四半期に発 表された企業買収の総額は5290億ドル(約55兆円)と、2000年第4四半期(10 -12月)の5630億ドル以来最大となった。

法律事務所キャドワラダー・ウィッカーシャム・アンド・タフトの合併専 門弁護士、デニス・ブロック氏は、M&Aの回復は「本物」として、2004年の M&A総額は2000年以来最高の1兆8000億ドルに達する可能性があるとみて いる。

米ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレー、メリルリ ンチの3社は、第1四半期の総額の45%を占める4件の大型案件にかかわった。 ケーブルテレビの米コムキャストによる娯楽大手、米ディズニーへの買収提案、 フランスの製薬会社最大手アベンティスに対する同2位のサノフィ・サンテラ ボの買収提案、米銀J.P.モルガン・チェースによるバンク・ワン買収、携 帯電話のシンギュラー・ワイヤレスによるAT&Tワイヤレス・サービシズ買 収の4件だ。

ブルームバーグ・データによると第1四半期に、ゴールドマンは4億8960 万ドル、モルガン・スタンレーは3億4400万ドル、J.P.モルガン・チェー スは3億4200万ドル、メリルリンチは2億600万ドルの手数料を稼いだとみら れる。

一方で、スイスのUBSやクレディ・スイス・グループ傘下のクレディ・ スイス・ファースト・ボストン(CSFB)、ドイツ銀行などの欧州勢は、現在 までのところ大型案件への食い込みは、UBSがアベンティスの筆頭株主であ るクウェート石油公社(KPC)にアドバイスを提供するにとどまっている。

原題:Mergers Surge to Three-Year High; Goldman Sachs Leads in Fees(抜 粋)

共同取材: Tom Laufer. Editor: Greiff, Pickering Reichl.

akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク Dan Lonkevich (1)(212) 893-5811, dlonkevich@bloomberg.net

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