新日石:3月の原油処理は6%減、製品卸価格は0.5円引き上げ(2)

新日本石油は26日、3月の原油処理を前 年同月比6%減の540万キロリットルにすることを明らかにした。ガソリンな どの石油製品の卸価格は、3月出荷分から前月比で1リットル当たり0.5円引 き上げる。2月に2円の値上げを打ち出したものの、「1円取り切れなかっ た」(津田直和常務)ことから、コスト回収を図る。

それによると、原油価格の下落や為替相場の円高を受けて、3月分のコス トは1リットル当たり0.5円低下した。コストが低下したにもかかわらず、値 上げに踏み切るのは、2000年9月以来という。2月のドバイ産原油価格は前月 比33セント安の28ドル52セント。同社のCIFベース価格は、同65セント 低下した。

3月の輸出成約は16万キロリットル-海外製品高

2月の輸出見通しは合計20万キロリットルで、シンガポール向けガソリ ン5万、フィリピン向け軽油4万、中国向けC重油は11万。3月の成約ベー スは16万で、ガソリンと軽油が各4万、C重油8万。輸出先は2月と同じ。 「国内で市中購入し、輸出しても黒字になる」(津田常務)といい、輸入ガソリ ンは、1リットル当たり4-5円割高としている。

2月の市中購入(製品4品)は23万で、ガソリン3万、灯油8.8万、軽 油7.5万など。3月の市中購入は未定の一方、韓国産灯油2万を輸入する予定。

また石油業界が自主的に製品の低硫黄化を進めていることを踏まえ、「定 期修理時期に当たる4-6月、9-11月のいずれかに設備対応の工事を行う」 (津田常務)方針で、かなりのトッパーが停止する見通し。ガソリンと軽油の 硫黄分を10PPM(現行は50PPM)に引き下げることになっており、今年 は石油各社の対応工事が活発化するとみられている。

○石油製品の生産動向(前年同月比)
        2月見通し      3月計画
ガソリン  105万(+5万)  120万キロリットル(+1万)
中間留分  241万(+15万)  263万キロリットル(+9万)
C重油    84万(-6万)   76万キロリットル(-4万)

新日石の株価終値は前日比12円(2.2%)高の552円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE