【個別銘柄】:アイフル、ヨーカ堂、ライブドア、Iウェイブ、京セラ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

アイフル(8515)など大手消費者金融株:総じて上昇。野村証券が、2004 年度に向けて貸倒れ関連費用が減少するとの見方から、ノンバンクの投資判断 を「中立」から「強含み」に引き上げたことが主因ととみられる。アイフルは 小幅安で始まったが、上昇に転じた。終値は310円(3.6%)高の8990円。一 部報道によると、大阪国税局から申告漏れの指摘を受けていた。

そのほかの終値は、武富士(8564)が670円(9.3%)高の7850円、アコ ム(8572)が300円(4.9%)高の6400円、プロミス(8574)は400円(6.9%) 高の6200円。

大手自動車株:軒並み上昇。前日の米国の株価市場が反発したことに加え、 為替相場の円安傾向で輸出企業の業績への楽観的な見方が強まった。日産自動 車(7201)は28円(2.4%)高の1187円、トヨタ自動車(7203)が80円(2.2%) 高の3710円、ホンダ(7267)は90円(2.0%)高の4670円、三菱自動車工業 (7211)は1円(0.4%)高の241円、マツダ(7261)は7円(2.2%)高の329 円。

医薬品セクター:この日も軒並み上昇。山之内と藤沢薬の大型合併の発表 を受けて、医薬品業界に再編機運が進むとの期待が後押しした。杏林製薬(4560) は一時11%高の1522円まで上昇、終値は125円(9.2%)高の1491円。武田薬 品工業(4502)が40円(0.9%)高の4500円、三共(4501)が70円(3.1%) 高の2365円、小野薬品工業(4528)が70円(1.6%)高の4590円。

ソフトバンク(9984)、ヤフー(4689):ソフバンクが変わらずの3960円。 売買代金は758億円で東証1部トップ。売買高は1915万株で同3位。ヤフーが 2万円(1.1%)高の192万円。漏洩したとされる460万人分にも達するヤフー BBの顧客情報をソフトバンクが前日から照合調査し始めたことで、事実関係が 明らかになるまではひとまず売買を一方に傾けにくいとの見方が出た。

インテリジェントウェイブ(4847):8000円(6.9%)高の12万4000円と 大幅反発。午後の取引に入り、ストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)まで上 昇した。「ヤフーBB」の顧客情報流出問題が取り沙汰されるなか、同社が販売 を強化する内部情報漏えい対策システムへの成長性が期待されたようだ。

京セラ(6971):午後に入って上昇幅を拡大し、290円(3.7%)高の8080 円と終値ベースで2002年12月3日以来の8000円台回復となった。一時8100 円まで上げる場面もあった。出遅れハイテク株物色の一環として買いが入った ようだ。

東京建物(8804):午後の取引で一段高し、25円(5.5%)高の484円とこ の日の高値水準で終了。官民の金融機関が「都市再生ファンド」を組成し、み ずほ銀行の旧富士銀行本店ビルなど東京・大手町の再開発を支援、みずほ銀な どが東京建物が出資する特定目的会社(SPC)に売却するなどと日経新聞電 子版が報じたのをきっかけに、さらに注目が集まった。

イトーヨーカ堂(8264):190円(5.2%)高の3840円と続伸。主力の衣料 品事業をてこ入れするとの一部報道を受けて、来期以降の収益改善に期待が広 がった。また午後の取引開始直後にナノテク(超微細技術)を利用した衣料品 の販売に乗り出すことが明らかになり、集客効果に期待が集まった。

ライブドア(4753):午後に一段高となり、400円(15%)高の3020円とス トップ高(値幅制限いっぱいの上昇)まで上昇。流動性の高さからインターネ ットを通じて取引を進める個人投資家の資金が流入していたなか、日本グロー バル証券を買収するとの報道が午後に流れ、その後会社の発表を受けて投資家 の資金が一段と集まった。

東亜合成(4045):15円(6.9%)高の233円と続伸。株価は20日の決算発 表以降、急激に上昇しており、2001年7月以来の高値を付けた。今期の業績好 調に加えて、株価純資産倍率(PBR)が1倍割れ、配当利回りは1.3%と投資 妙味があるとの見方から個人や機関投資家の買いが集まったようだ。

りそなホールディングス(8308):3円(2.5%)高の124円と反発。売買 高は2377万株で東証1部第2位。同社は25日、りそな大阪ビルの譲渡や、子 会社の株式譲渡、子会社の解散・債権放棄といった一連のリストラ策のほか、 傘下のカード会社とクレディセゾンとの資本・業務提携の具体的な計画を発表 した。

ボッシュ オートモーティブ システム(6041):15円(4.3%)高の363円 と反発。一時は7%超上昇した。今期は連結純利益が16%減となるものの、年 間配当を3円増配し8円実施することが好感されたようだ。

ノリタケカンパニーリミテド(5331):11円(2.5%)高の446円と続伸。 一時、445円まで上昇し、2002年8月以来の高値を付けた。リストラによる収 益回復基調が評価されていることに加え、配当利回りの高さから配当取りを狙 った買いも集まったようだ。

ジャルックス(2729):34円(2.2%)高の1619円と5日続伸。一時、60 円(3.8%)高の1645円まで上昇し、連日で昨年来高値を更新した。同社が25 日、2004年3月期の期末配当を従来予想の16円から20円にすると発表したこ とが好感されたようだ。東証1部上場記念として記念配当4円を加える。

菱洋エレクトロ(8068):52円(4.2%)高の1297円と反発。同社が前日、 2004年1月期の期末配当を従来予想の10円から20円に増配すると発表したこ とが好感されたようだ。この結果、年間配当は中間配当の10円と合わせ、30円 となる見通し。

片倉工業(3001):3円(0.4%)安の832円。一時、4.2%安の800円まで 下落した。25日に発表した2003年12月期連結決算で会社計画に対して利益が 未達になったうえ、今期の連結純利益が69%減と大幅減益との見通しを発表し たことが嫌気された。

クイック(4318):68円(20%)高の416円と大幅高。上昇率はジャスダッ ク市場第3位。25日に2004年3月期の期末配当を従来予想の10円から5円増 配の15円に引き上げると発表。また、今後は連結純利益の30%以上を目安に配 当を実施するとの方針を打ち出すなど、株主への利益還元を進めていくとした ことが好感された。

ネクシィーズ(4346):3万2000円(10%)高の34万1000円と大幅反発。 一時11%まで上昇。同社がソフトバンク・インベストメント(SBI)グルー プのインターネット専業証券、イー・トレード証券と証券仲介業務で提携する との一部報道をきっかけに、提携による業績拡大を期待した買いが優勢となっ たようだ。

シチズン時計(7762):午後に入って上昇幅を拡大し、42円(4.6%)高の 952円と反発。午後に発表される業績発表に対する期待から買いが先行した。

日立電線(5812):15円(3.5%)高の440円と反発。足元の業績改善に加 えて、「広域イーサネット」(インターネット伝送装置の一種)関連の需要の拡 大に伴い、情報ネットワーク事業の収益が拡大、同社の収益成長率が電線株の なかで最も高くなるとの見方が広がった。また海底ケーブル市場の復調が見込 めることも同社に追い風になるとみられている。

熊本ファミリー銀行(8553):10円(3.3%)安の295円と下落、取引量は 少ないが、一時5%近く下がって取引所上場以来の最安値を更新した。前日に 今期(2004年3月期)の連結・単独決算予想を大幅に下方修正し、売り注文を 誘ったもよう。

日本金銭機械(6418):90円(3.1%)高の2980円と反発。一時5%近く上 げた。1株を1.1株に分割すると前日に発表したことで、投資家の買い注文を 集めた。

セガミメディクス(2797):ジャスダックに新規上場。初値は2100円と公 開価格の1900円から11%高となった。公募株式数は120万株、売出株式数は 64万株。主幹事は大和証券SMBC。今3月期の予想PER(株価収益率)は 11倍。同社は化粧品、日用生活品、健康食品などを販売する薬局を大阪中心に 経営する。

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