1月の国内自動車生産は3.1%減-輸出は2.2%減(4)

(年度見通しのコメントなど情報を追加しました)

【記者:小松 哲也、竹内カンナ】

2月26日(ブルームバーグ):日本自動車工業会が26日発表した1月の国内 自動車生産台数は、前年同月比3.1%減の82万6579台となり、3カ月連続の減 少となった。現地生産が進む米国向けを中心に輸出が減少したのが響いた。

このうち乗用車は4.3%減の68万4697台。1月の国内販売は新型車の効果 などで前年を4.2%上回ったが、輸出が4.5%減少したたことで3カ月連続のマ イナスとなった。バスも14%減の4974台と10カ月連続の減少だった。

その一方で、トラックは排ガス規制強化に伴う買い替え需要が継続し3.5% 増の13万6908台と13カ月連続で増加した。ただし、いすゞ自動車は昨年6月 にピックアップトラックの生産をタイに移管したことや、同8月には欧米向けS UV(スポーツ型多目的車)の生産を中止した影響で、トラック専業メーカーの 中で唯一、前年を割り込んでいる。

この結果、昨年4月からの累計生産台数は前年同期比0.8%増の841万3474 台となった。自工会では、雇用確保の目安とされる通年年度で1000万台の生産 は「ほぼ達成可能」(持田弘喜広報室グループ長)とみている。1000万台を達 成すれば2年連続となる。一方、2003年度が02年度実績(1032万3105台)を 上回るには残る2カ月間が前年同期比3.4%増になることが条件だが、「昨年度 並みの生産は期待したい」(同)と、こちらはやや微妙な情勢。

輸出も前年割れ

1月の自動車輸出台数は同2.2%減の37万4584台となり、2カ月ぶりの減 少となった。車種別では乗用車が4.5%減の32万1137台とマイナスだったが、 トラックは15%増の4万9400台、バスも7.2%増の4047台と好調だった。

仕向け地別では北米が18%減の13万5291台と唯一のマイナス。現地生産 の増加に伴うもので、前年割れは9カ月連続となる。欧州向けは8.9%増の9万 7742台となった。EU(欧州連合)域内が0.3%減とわずかではあるが17カ月 ぶりのマイナスとなったものの、ロシア、トルコなどEU以外の地域が伸びてカ バーした。このほか、アジア向けが6.6%増の3万9808台、中近東が19%増の 3万9413台などとなっている。

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