フィリップス出資の上海先進半導体、6月にIPO-工場拡張の資金確保へ

欧州半導体大手オランダのフィリップスが 37%出資する中国の半導体メーカー、上海先進半導体は、7億ドル(約760億 円)相当を要する上海工場拡張の資金を確保するため、6月までに株式を新規 公開(IPO)する計画だ。チェン最高財務責任者(CFO)がインタビュー で明らかにした。

上海先進は、フィリップスなどに特注の半導体を提供している。同社は直 径8インチ(200ミリ)のシリコンウエハー製造工場の月間生産能力を10倍の 3万枚に拡張したい考えだ。

チャンCFOはIPOによる調達額は明らかにしなかった。案件を手掛け る銀行関係者は1月に、同社が約2億ドルの調達を目指していると語っていた。 同社は、BOCインターナショナルと米ゴールドマン・サックス・グループを 幹事に起用している。

中国最大の半導体メーカー、SMIC(中芯国際集成電路製造)も、事業 拡張のため16億ドル相当の株式公開(IPO)を計画している。半導体需要回 復で台湾勢の生産がフル稼働となるなかで、中国の半導体メーカーも活況を呈 している。

ただ、PCIインベストメント・マネジメント(香港)で運用に携わるチ ャン氏は「中国の半導体メーカーがこぞってIPOを計画しているとなると、 やや用心する必要がある」として、「業界の上昇基調が、全社の設備拡張に見合 うほど長く続くだろうか」と懸念を示した。

原題:Philips Plans Share Sale for China Chip Venture (Update1)(抜粋)

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