LPガス国際セミナー:供給多様化や位置付けなど協議―きょう開幕

家庭業務用や工業用に主に使われるLPG(液化石 油ガス)の国際セミナーがきょうから2日間、東京で開催する。セミナーにはサウジア ラビアの国営石油会社サウジアラムコや世界LPガス協会、経済産業省などが参加。供 給多様化やグローバルな視点でのLPGの位置付けについて協議する予定だ。

セミナーには、サウジアラムコのグループ会社のアフメッド・アル・スベイ東京支 社長、経産省・資源エネルギー庁の資源・燃料部石油流通課の小野裕章企画官らが出席 する予定だ。

LPG業界では、取扱高国内トップの出光興産が昨年7月、長期輸入契約の比率を 引き下げる方針を明らかにするなど、調達について見直す動きが広がっている。LPG の輸入価格は、主にサウジアラムコが提示する価格(CP価格)によって決まるが、日 本の石油元売り会社では需給動向に反映していないとの不満の声も出ている。このため、 サウジアラビア以外の国からの調達を増やす動きがあり、今回のセミナーでは生産国や 消費国双方の発言が注目されそうだ。

LPG会社などで構成する日本LPガス協会によると、LPGの国内需要は2001年 度が1850万トン。このうち、家庭業務用が全体の41%、工業用が25%を占める。この ほか、化学原料や都市ガス、自動車などにも利用されている。

都市ガスの供給エリアは全国の5.5%の地域にとどまるのに対し、LPガスは山岳 部や離島まで供給されている。また、日本のエネルギー需要の5%を占め、燃料電池や LPガス車など用途も増えている。

2001年度のLPGの供給は輸入が75%、国内生産が25%。輸入相手国の内訳はサ ウジアラビアが全体の32%、アラブ首長国連邦(UAE)が26%、クウェートが12% の順で、中東がおよそ全体の8割を占める。

--共同取材:鈴木偉知郎 NESA SUBRAHMANIYAN、HECTOR FORSTER Editor:Langan,Hinoki

企業ニュース:JBN18、NI KIGYO、NI COS

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