【個別銘柄】:山之内薬、藤沢薬、ソフバンク、ヤフー、鐘淵化など

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

医薬品セクター:山之内と藤沢薬の大型合併の発表を受けて、医薬品業界 に再編機運が進むとの見方が広がった。田辺製薬(4508)は5.0%高の937円、 杏林製薬(4560)は5.7%高の1366円とそれぞれ大幅上昇。そのほかでは、武 田薬品工業(4502)が0.2%高の4460円、三共(4501)が3.4%高の2295円、 エーザイ(4523)が2%高の2805円など。

山之内製薬(4503)、藤沢薬品工業(4511):山之内が3.9%高の3730円、 藤沢薬品は5.2%高の2625円。両社は昨日、2005年4月をめどに合併すること で基本合意。合併に伴う企業規模の拡大で、世界で勝ち残るための出発点に立 つことができたとの評価が広がった。合併新社のコストシナジー(相乗効果) に期待が寄せられたもようだ。

ソフトバンク(9984)、ヤフー(4689):ソフバンクが5.5%安の3960円、 ヤフーが5.5%安の190万円と大幅下落。警視庁が前日に逮捕を発表した恐喝未 遂容疑が、ヤフーBBの大量の顧客情報を持っていたとされ、今後の事業へ影響 を懸念した売り注文が膨らんだ。ソフバンクの売買代金は東証1部でトップ、売 買高は2位となった。

名村造船所(7014):7.4%安の464円と大幅安。一時、13%下落した。同社 が前日、2004年3月期の連結業績予想を下方修正したことから、売りが殺到し たようだ。

鐘淵化学工業(4118):3.2%高の946円と反発。一時3.7%高の951円まで 続伸し、昨年来高値を更新。機能性食品などの需要急拡大を背景に来期以降も業 績が安定的に拡大するとの期待が広がった。ただ、MBS樹脂の価格カルテル問 題に絡み、課徴金などの損失が発生するリスクも抱えているため、積極的な買い は危険との声も出ていた。

東海パルプ(3706):5.7%安の367円。一時6%超下落し、約3カ月ぶり の安値をつけた。公募と第三者割当による増資を実施すると発表したことで需 給悪化や株式の希薄化が懸念された。

日本技術開発(9626):7.4%安の250円と大幅反落。業績下方修正と8円 を予定していた期末配当を6円に減配するとの発表が嫌気された。

損害保険会社株:出遅れ感があったところに対して、あいおい損害保険 (8761)は社長人事などの材料を手がかりとした物色があったようだ。あいお い損保が6.0%高の427円、日本興亜損害保険(8754)は1.3%高の646円、ミ レアホールディングス(8766)が変わらずの138万円。

オリンパス(7733):1.4%高の2175円と反発。2005年3月期のデジタルカ メラについて今期計画と比べて62%増加の1200万台の出荷を目指すことを菊川 剛社長が明らかにした。市場では業績拡大に期待が広がったようだ。

イーストンエレクトロニクス(9995):28%高の661円と午後に入って急騰。 午前の取引終了後に2004年3月期の連結純利益を従来予想の150億円から前期 比4.2倍の300億円へと上方修正し、年間配当は特別配当5円を加えた15円に 増配すると発表したことがきっかけ。

東急百貨店(8232):1.0%高の106円と反発。一時6%超上昇した。前日、 2004年1月期通期の連結業績予想を修正。人件費などのコスト削減が進んでお り、純損益は95億円の赤字と従来予想(102億円の赤字)から赤字幅が縮小す る見通しとなったことを好感した買いが入ったようだ。

三洋電機(6764):2.6%安の523円。4月1日をめどに国内最大の生産拠 点である東京製作所(群馬県邑楽郡大泉町)の業務用空調などの製造部門を統 合し、別会社化する見通しをブルームバーグ・ニュースなどが報じたが、今後 の中期的な展望が見えていないとして様子見姿勢が広がったもよう。

東燃ゼネラル石油(5012):0.5%高の862円。03年12月期の連結純利益が 前期比3.3倍の277億円となったうえに、今期の石油製品マージン(製品販売 価格と原料価格との価格差)も小幅改善を見込んでいることが好感されたよう だ。年初からのガソリンのマージンが計算上は改善していることも、株価を下 支えしているとみられる。

アサヒ飲料(2598):5.0%高の710円と5日続伸。2001年10月29日以来、 2年4カ月ぶりに700円台をつけた。好決算に引き続き今期業績に期待が高ま っているほか3期ぶりとなる復配が材料視されたようだ。

ソーテック(6829):17%安の9万8000円とストップ安(値幅制限いっぱ いの下落)比例配分で終了。4-12月期の連結純損益が1億9800万円の赤字(前 年同期は98億円の赤字)になったと前日に発表したことで、大量の売りが出た もよう。

前澤化成工業(7925):米投資ファンドによる株式保有が明らかになった前 澤化成が急伸。一時は4%上昇した。終値は0.8%高の1529円。

東日本ガス(9544):東証2部市場に新規上場した。初値は460円と公募価 格の330円から39%高となった。終値は434円。東日本ガスの公募株式数は100 万株、売出株式数はなし。主幹事はUFJつばさ証券。今3月期の予想PER は6.5倍。同社は主に天然ガスの供給・販売を行う。

日本駐車場開発(2353):ジャスダックから東証2部市場に上場。初値は37 万円と前日のジャスダック終値の37万3000円から3000円安となった。売り出 し株式数は3200株、公募株はない。主幹事は大和証券SMBC。同社は駐車場 に関する総合コンサルティング業を展開する。

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