自動車大手5社:1月世界生産ホンダ、三菱減少-トヨタ2ケタ増

(全面的に詳細を追加します)

【記者:竹内カンナ、小松 哲也】

2月24日(ブルームバーグ):自動車大手5社が24日発表した1月の生産、 販売、輸出実績によると、北米、欧州などの販売好調を受けて内外の生産を合計 した世界生産台数は、トヨタ自動車、マツダが二ケタ増となったのをはじめ、日 産自動車も伸びた。ホンダと三菱自動車工業は前年割れで、明暗を分けた。

ホンダは前同月比9.0%減の24万788台と2カ月ぶりのマイナス。海外生産 は37カ月ぶりの前年割れだった。国内販売低迷で国内生産が12カ月連続で前年 を下回っているうえ、米国での生産が前年に港湾封鎖解除後の増産体制を敷いた 反動で減少した。

三菱自は北米の自動車ローンの審査の厳格化で販売が大きく落ち込んだこと に加え、2002年10月に投入した小型車「コルト」の新車効果も薄れたことから、 14%減の11万4536台と2ケタのマイナスだった。アジアの生産もマレーシアの 合弁会社「プロトン」での生産が販売不調を背景に半減したため16%減となった。

一方、トヨタ自動車の世界生産台数は、国内では新型高級セダンの「クラウ ン」、欧州の新型「アベンシス」などがけん引役となって前年同月比10%増の52 万8098台と25カ月連続のプラスとなった。日産自も8.9%増の24万9365台と8 カ月連続のプラス。米国で昨年5月にキャントン工場(ミシシッピー州)が稼働 し、新車のスポーツ型多目的車(SUV)「パスファインダー・アルマダ」と大 型ピックアップトラック「タイタン」が上乗せされたことから78%増となったほ か、英国、スペインなどでも生産台数を伸ばしている。タイタンは8136台だった。

マツダは16%増の9万408台で17カ月連続で増加。国内生産が引き続きプラ スを維持したうえ、前月に16カ月ぶりに前年実績を割り込んだ海外生産も乗用車 「アテンザ」などが大幅に増加、再びプラスに転じた。海外生産は2003年7月に 次ぐ過去2番目と高い水準だった。

国内生産は4社が減少

海外生産が拡大しているため国内生産は4社で減少。特に小型車「フィッ ト」の好調で昨年1月までの生産水準が高かったホンダは16%減と大幅に減少し た。このほかトヨタ、日産自、三菱自も減少した。

輸出はトヨタ、三菱自が減

日産自の輸出は増加。SUVの「エクストレイル」がけん引役となり欧州向 けが50%増、中国向けも乗用車「サニー」などが売れ行き好調で前年比8倍以上 に膨らんだ。このため北米向けは新型車効果が薄れ15%減となったにもかかわら ず全体ではプラスとなった。またマツダもアクセラの純増、アテンザの増加に支 えられ12%増だった。三菱自は米国での販売が33%減と落ち込んだのを受け輸出 も大幅減となった。トヨタも現地生産が増えたことから輸出は減少した。

【1月の自動車大手5社、生産、販売、輸出台数】
(カッコ内は前年同月比%)
       国内生産        海外生産        国内販売         輸出
トヨタ  294910(- 1.5) 233188(+29.7) 114896(+ 6.3) 145390(- 9.2)
ホンダ   90902(-15.9) 149886 (- 4.3)   50210(+ 7.9)  42124(+ 2.2)
日産自  113607(- 2.1) 135758(+20.2)  59962(+ 9.3)  56930(+11.2)
三菱自   60060(- 4.0)  54476(-23.0)  19601(-17.2)  27208(-18.6)
マツダ   65974(+ 6.9)  24434(+47.5)  23456(+ 2.1)  43436(+12.2)
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