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ドコモ株下落:「FOMA定額制」短期収益圧迫の懸念-KDDIも下落

NTTドコモの株価が下落、一時前週末比 で5%近く下げた。第3世代携帯電話(3G)「FOMA(フォーマ)」に定額 料金制を導入することを検討していることが明らかになり、一時的には収益を 圧迫するとの懸念が出ている。

株価は売り気配で始まり、一時前週末比1万1000円(4.6%)安の22万6000 円まで下落した。午前10時53分現在で同7000円(3.0%)安の23万円で取引 が進んでいる。売買代金は153億円と東証1部4位。

市場はドコモ株の下落について「KDDIと同様にデータ通信で定額料金 制を導入することで、過当競争に陥り短期的にドコモの収益押し下げるとの懸 念が市場にあるのではないか」(森行眞司・大和総研アナリスト)とみている。

ドコモは21日、FOMAのインターネット接続と電子メールというデータ 通信に、定額制を導入することを検討していることを明らかにした。業界2位 のKDDIがすでにデータ通信の定額制を導入しており、ドコモも早ければ今 年半ばから導入する可能性がある。

FOMAデータ通信の定額制について森行氏は、ごく短期的にはハイエン ド(毎月の使用料が高いユーザー)顧客が定額制に移行することで影響は出る だろうが、基調的には悪影響はないと予想した。

KDDIがauブランドの「WIN」で導入した定額制の現状を踏まえる と、毎月の使用料が定額料金以下の顧客が定額制に移行するといった効果も期 待できると指摘している。

KDDIの株価は下落、一時前日比で1万9000円(3.2%)安の56万7000 円まで下落した。野村証券の増野大作アナリストは23日付でKDDIの格付け を「買い」から「中立」に引き下げた。ドコモのFOMAデータ通信の定額制 導入の可能性を受けて、業界での競争激化を予想している。

一方、佐分博信・UFJつばさ証券アナリストは、KDDIの今期、来期、 再来期の業績予想を上方修正、株価格付けで「アウトパフォーム」を維持して KDDIを評価している。

--共同取材 Michael Tsang Editor :Ushiroyama

企業ニュース:JBN18

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