米携帯電話業界、大型買収で競争激化へ-合併加速の可能性も

米携帯電話大手のシンギュラー・ワイヤレ スが同業のAT&Tワイヤレスを410億ドル(約4兆3000億円)で買収し、米 国最大の携帯電話会社が誕生することで、スプリントなどの同業他社が合併を 模索する可能性が高まるとみられる。

競争激化で携帯電話の通話料金がこの1年間で約25%低下しているなか、 AT&Tワイヤレス買収後のシンギュラーと同業大手ベライゾン・ワイヤレス の両社で米市場の半分以上を占めることになり、スプリントやネクステル・コ ミュニケーションズ、ドイツ・テレコム子会社の米Tモバイル・USAは顧客 獲得に苦戦を強いられることになる。

米地域電話最大手ベライゾン・コミュニケーションズ株を含む1800億ドル 以上を運用を管理するコロンビア・マネジメント・グループ(ボストン)のエ ド・パイク氏は、「依然として競争は激しく、価格競争に参加している企業が多 過ぎる状況だ」と述べた。

また、ワデル&リード・ファイナンシャルのアナリスト、ジョン・マック スウェル氏などの投資家は、加入者数で4位のスプリントPCSがベライゾ ン・ワイヤレスの標的になる可能性があると指摘している。ベライゾン・ワイ ヤレスは、ベライゾン・コミュニケーションズと英携帯電話最大手のボーダフ ォン・グループが出資している。

ルーミス・セイルス(ボストン)のアナリスト、ポール・ライト氏は、「ベ ライゾンがスプリントPCS買収を検討するとすれば、今がいい時期だ」との 見方を示した。

原題:Cingular-AT&T Wireless Purchase May Spur Rivals to Seek Mergers(抜 粋)

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