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ドコモ株上昇:AT&Tワ売却資金で株主還元期待-自社株買いや増配

NTTドコモの株価が連日で大きく上昇、 この日も一時前日比で6%近く高くなっている。米携帯電話企業AT&Tワイ ヤレス株式の売却で手持ち資金が豊富になることから、少なくとも資金の一部 は自社株買いや増配といった株主還元に向かうとの期待が出ている。

株価は一時前日比1万3000円(5.8%)高の23万8000円まで上昇した。1 月23日以来ほぼ1カ月ぶりの高値になる。午後2時26分現在で同1万2000円 (5.3%)高の23万7000円で取引が進んでいる。値上がり率は東証1部21位、 売買代金は372億円と同4位。

ドコモ株の上昇について市場は「AT&Tワイヤレス株式売却で6800億円 の資金が入るうえ、税効果で2000億円程度の効果があると試算しており、その 資金が株主還元に振り向けられるという期待が出ている」(佐分博信・UFJつ ばさ証券アナリスト)とみている。

ドコモはAT&Tワ持ち株を買収先のシンギュラーに売却する可能性が高 いと17日夜発表した。ドコモがAT&Tワに追加出資したり、AT&Tワをボ ーダフォンが買収するといった最悪のケースではなくなったこともここ2日間 の株価を押し上げているという。前日の株価も一時5%以上も上昇した。

佐分氏は同時に、ドコモの資金振り向け先として、シンギュラーとAT& Tワの統合会社への出資や国内事業回復への投資といった可能性を上げた。さ らに収益基盤である国内事業について、音声通信とデータ通信に続く柱となる ビジネスモデルの構築や第3世代携帯電話(3G)「FOMA(フォーマ)」に ついて、普及版投入を含む端末の魅力向上が必要と指摘した。

こうとし具体策が見えないとドコモの抱える本質的な課題は解決できない としており、株価格付けは「平均的」を維持し続けている。

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